笑瓶さん急死に「噂の!東京マガジン」共演者悲痛 山口良一「“じゃあ、次回の収録で”と別れたのに」

[ 2023年2月23日 05:08 ]

笑福亭笑瓶さん死去

笑福亭笑瓶さん(後列左から2人目)が出演していた「噂の!東京マガジン」(「噂の!東京マガジン」のツイッターから)

 BS―TBS「噂の!東京マガジン」に30年以上出演してきた笑福亭笑瓶さん。16日に行われた収録にも参加しており、突然の訃報に共演者は悲しみに暮れた。

 番組初期から共演してきた清水国明(72)は本紙の取材に「ぼうぜんとしている」と声を落とした。昨年3月には志垣太郎さんが亡くなったばかりで、相次ぐ別れに戸惑いを隠せずにいる。

 共演者とは収録があるたびに楽屋で時間を忘れて話していたといい、16日はゴルフの話題で盛り上がった。笑瓶さんが15年に倒れてからは皆でコースに出る機会はなかったが、清水は「春にでも行こうと約束していた。あいつは俺より下手なくせに俺に教えたがるんだよ」と振り返った。「最初は年上の僕に恐縮しきりでしたが、いつもツッコんでくれて、いつの間にか友人になっていた」としのんだ。

 山口良一(67)は「“じゃあ、次回の収録で”と別れたばかりだったのに」と信じられない様子。共演歴は30年以上。「倒れてからは健康オタクになっていた。ヘビースモーカーでしたが、一切吸わなくなった」と最近の様子を明かした。「糖尿病で白米を控えなければいけないのに、コーナーで出たおかずがおいしすぎたのか“白米食べすぎてしまった~”と語っていたな」と収録を思い返していた。

 Take2の深沢邦之(56)は自身のインスタグラムで「心が崩れる 立ち上がれない」とショックをあらわに。「どれだけの言葉に救われて来ただろうか いくら感謝しても足りません」とつづった。

 番組を放送するBS―TBSの伊佐野英樹社長は22日午後の定例会見で「ユーモアあふれる存在感で、何かあっても笑瓶さんがまとめてくれる、笑いにしてくれるという空気感をつくっていただいた」と追悼した。

 同局はこの日、26日の放送は過去の名場面などを集めた追悼番組にすると発表した。関係者によると、収録は23日に行われるという。

 ▼松本人志(「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」などで共演)笑瓶さんにおかれましては“そんなアホな”しか言葉がありません。ご冥福をお祈りいたします。

 ▼間寛平 びっくりして、めちゃくちゃショックです。「大阪ほんわかテレビ」のレギュラーで一緒だったので楽屋でよく話をしてました。前にゴルフ場で倒れた話を聞いてから体に気をつけようなとお互いに言い合っていたので本当にショックです。

 ▼山田邦子(かつて同じ事務所所属で長年親交があったタレント)笑ちゃん、天国行け 絶対!!天国、天国 笑ちゃん、天国行け!!(ブログから)

 ▼野沢直子(ラジオ番組などで共演)この人のことを嫌いだという人は絶対にいないと思う。つらすぎる…。(インスタグラムから)

 ▼桂雀々 若い時から公私にわたり仲良くしておりました。先日会った時もご機嫌で楽しそうにしゃべっていたのでまさかこんなことになるなんていまだ信じられません。ただただ寂しく、悲しく、むなしいです。

 ▼村上ショージ 急なことで「ビックリした」としか言葉が見つかりません。明石家さんまファミリーとして食事会などで一緒になりました。そんな時も周囲に気遣いのできる人で、いつも盛り上げ役でした。

 ▼月亭方正 いつもどの現場でも笑っておられた笑瓶さん。落語会でご一緒させていただいた時も出番前に「笑とけ笑とけ」とおっしゃっておられました。いろいろとご教授いただきありがとうございました。

 ▼たむらけんじ(読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」で共演)突然のことでびっくりしました。僕らが失礼なツッコミをしても「かまへん、かまへん」といつもニコニコしてはりました。懐が深い大先輩でした。

 ▽噂の!東京マガジン 「テレビの週刊誌」をコンセプトに1989年10月にスタート。身近に起こっている問題を出演者が取材し、人々に寄り添いながら問題点や背景を解明していく。2021年4月から地上波TBSからBS―TBSへ移動。雑誌の広告の見出しに注目する「週刊!見出し大賞」や街行く人々に料理に挑戦してもらい、プロの料理人からおいしくなるコツを教わる「やって!TRY」などが人気コーナー。

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