久慈愛 センバツ応援イメージキャラクターi就任　元阪神の父に「報告したら、涙してくれた」

　プロ野球・阪神などで活躍した久慈照嘉氏の娘でモデルの久慈愛（17）が第95回選抜高校野球大会（3月18日開幕予定、甲子園球場）の応援イメージキャラクターに決まり22日、都内で任命式に出席した。

　兵庫県出身の高校2年生。野球部のマネジャーに扮して、笑顔で選手に駆け寄る様子を表現した応援ポスター約6万枚が全国に掲示される。

　父も東海大甲府高時代に甲子園に出場経験があり「高校生のときに、同じような球児を見守れるのは凄くうれしい」と心境。イメージキャラクター就任について「お母さんが一番喜んでくれました。お父さんも涙してくれて、とてもうれしかった」と久慈氏の感激ぶりを明かした。

　学校では体育の成績は常に5という、親譲りの運動神経の良さを生かし、この日は、父直伝の大きく振りかぶるフォームでキャッチボールを披露。あまりの上手さに報道陣を感嘆させ、自己採点も100点とした。

　自身が推している球団はやはり阪神。現役では、近本光司外野手が好きだといい「かっこよくて、見た目から入ったが、大事なところで危機をチャンスに変えてくれる選手。私が友達と見に行く時はほぼ勝つ。近本さんが必ず打ってくれる」と“推しポイント”を力説した。

　生粋の虎党は「小さい頃から甲子園で六甲おろしを歌いたい」と語る。「いつかは始球式もやってみたい」。17歳の夢は膨らむばかりだ。