大空幸星氏 伝統行事「うさぎ追い」来年度中止の発表に「鳥だったらここまで批判はされないんだと思う」

[ 2023年2月23日 12:12 ]

フジテレビ社屋
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 慶大を昨年に卒業した24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が23日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。熊本県産山村の伝統行事「うさぎ追い」について、インターネット上などで賛否の声が上がっていた問題で、村が来年度の開催中止を発表したことに言及した。

 産山村では、11日にコロナ禍で中止されていた「大草原のうさぎ追い」を3年ぶりに開催。竹の棒を手にした参加者たちが草原で声を上げながら野ウサギを追い込み、捕まえたウサギに名前を付けて草原に戻した。このウサギ追いは、1940年代には阿蘇郡地方の学校行事として定着していたとされ、冬山を駆け回り、鶏ご飯を食べるのが子供たちの楽しみだったという。1996年以降は学校行事から産山村が主催する行事となっていた。行事の様子は、村のホームページなどで発信されたが、ネット上では、男性がウサギの足をつかんで持ち上げている写真などが拡散され「ただの虐待」「時代錯誤」や「伝統行事は守るべき」といった賛否の声が上がった。これを受け、村は22日に来年度の中止を発表した。

 大空氏は「正しくなにか知識を教えるってことももちろん必要だと思いますし、でもこれたぶんね、鳥だったらここまで批判はされないんだと思うんですね、鳥の足を持ってるんだったらね」と言い、「でもやっぱりウサギは愛玩動物として凄く広まっている中において、こういうことが現代の価値観と合わなくなってきた側面があると思いますし、今ですね、伝統行事って言いますけど、村が始めたの96年からですから。それが果たして伝統行事といえるのかっていう議論もあっていいかなと思います」と自身の考えを述べた。

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2023年2月23日のニュース