谷原章介 伝統行事「うさぎ追い」来年度中止発表に「関係のない所からの意見、どこまで聞けばいいのか」

[ 2023年2月23日 12:25 ]

谷原章介
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 俳優の谷原章介(50)が23日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。熊本県産山村の伝統行事「うさぎ追い」について、インターネット上などで賛否の声が上がっていた問題で、村が来年度の開催中止を発表したことに言及した。

 産山村では、11日にコロナ禍で中止されていた「大草原のうさぎ追い」を3年ぶりに開催。竹の棒を手にした参加者たちが草原で声を上げながら野ウサギを追い込み、捕まえたウサギに名前を付けて草原に戻した。このウサギ追いは、1940年代には阿蘇郡地方の学校行事として定着していたとされ、冬山を駆け回り、鶏ご飯を食べるのが子供たちの楽しみだったという。1996年以降は学校行事から産山村が主催する行事となっていた。行事の様子は、村のホームページなどで発信されたが、ネット上では、男性がウサギの足をつかんで持ち上げている写真などが拡散され「ただの虐待」「時代錯誤」や「伝統行事は守るべき」といった賛否の声が上がった。100件以上の意見が寄せられたという村は、22日に来年度の中止を発表した。

 谷原は「さまざまな声が上がる。その意見はさまざまあっていいと思うんですけれども、聞いたところによると、昭和20年代からずっと続いてるこの地域の行事ということですけども、地域の皆さんが判断をして決定をする、地域の声を反映してっていうのは、凄く僕は理解するんですけれども、全く関係のない所からの意見に応えているとなると、それもどこまで意見を聞けばいいのかなって思ったりしますね」と自身の考えを話した。

 そして、コメンテーターの「中止ではなく別の方法を考えるべきでは」という意見には、「獣医師の方がいう野生動物の扱いでストレスをかけない抱き方みたいなのをして、これを続けるっていう考え方もあるかも知れませんよね」と言い、「こういった子供たちが野山の中で野生の動物を追って、それを捕まえるっていう経験自体は、それは凄く大きな経験になると思いますし、捕まえたものもきちんと安全に放しているのであれば、また違った形、やり方あるかも知れませんね」と話した。

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2023年2月23日のニュース