ガダルカナル・タカ 30年以上交流の笑福亭笑瓶さんを弔問「笑顔っぽくなってくれてました」

[ 2023年2月23日 15:09 ]

ガダルカナル・タカ
Photo By スポニチ

 お笑いタレントのガダルカナル・タカ(66)が23日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演し、22日に急性大動脈解離で死去した落語家でタレントの笑福亭笑瓶さん(享年66)を追悼した。

 笑瓶さんは21日に自宅で倒れ、救急搬送。大動脈解離と診断され、治療を受けたが、22日午前に息を引き取った。家族が見守る中で静かに旅立ったという。

 タカはこの日午前、同じく親交の深かった俳優の温水洋一とともに、笑瓶さんの元を弔問に訪れた。「闘病していたわけじゃないので、やつれたとか苦しい、きついという感じじゃなく、きれいなままの顔で。顔を見た時、きれいにしてもらって良かったなと。これだけきれいな顔をしてもらってよかったな」と、笑瓶さんとの対面を回想。笑瓶さんの表情は「笑顔っぽくなってくれてましたね」というが、「お別れの時には、“きれいな顔だけど、よく見たらお前の顔にはなりたくないわ”って言ってお別れしてきましたけど」と、気の置けない友人らしいお別れの言葉をかけてきたという。

 笑瓶さんとの交流は公私にわたり、30年以上。ロケなど数々の番組で共演し、息の合ったコンビでお茶の間を笑いに包んだ。タカが太田プロダクションを退社するのと入れ替わるように、笑瓶さんが大阪から上京して同事務所入り。タカは「いろんなバラエティー番組で顔を合わせる時に、“本当はたけし師匠がいる時に一緒にいて、(たけし)軍団さんとかと一緒に仕事したかったな”と言っていて」と振り返った。

 同い年でデビュー時期も近く、同じ東京・中野区に住んでいたということでも意気投合したという。さらに「20年ちょっと前ですかね。“引っ越しするんだよ”、“俺もや”って、ホントにこれも偶然なんですけど、歩いて2分くらいとのところだったんですよ。そこから週1回くらいは必ず飲みに行ったり、食事に行ったり、月に2、3回は時間を何とか合わせてゴルフに行ったり、ずっとやってましたね。(2015年に)1回目の大動脈剥離で入院するまでは」とも明かした。

 たけし軍団だった自分たちと違い、ピンの笑瓶さんは、現場に溶け込むのが上手だったという。「笑瓶ちゃんはいろんなところで仕事をしないといけないし、行くとこどこで自分のポジションを探して、そこで上手に仕事をこなして、いつの間にか輪の中心になってみんなを盛り上げていくというのがうまかったので、勉強になる」。タカも単独仕事で笑瓶さんと近い役割を務める時があったといい、「お互いにキャラは違うけど、同じようなポジションで仕事するようになったので、そういうところでもよく話をしていました」と明かした。

 MCのフリーアナウンサー宮根誠司と3人で、朝まで飲み明かしたこともあるという。宮根が「夜終わって、朝までホントにくだらないことで笑い転げるお酒というのは、笑瓶さんが初めてでしたね」と懐かしむと、タカも「それをいつもリードしてくれたのが笑瓶ちゃんだったので、おいしいお酒でしたね」と振り返った。

続きを表示

2023年2月23日のニュース