栗山監督「凄いなーと思って」今永&戸郷の奪三振競演に感嘆も「皆さんが思っている以上にプレッシャー」

[ 2022年11月9日 22:44 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表8―1豪州代表 ( 2022年11月9日    札幌D )

<侍・豪>選手を勝利のハイタッチで迎える栗山監督(右)(撮影・高橋茂夫)
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 野球日本代表「侍ジャパン」は9日、来年3月開幕のWBC1次ラウンドでも対戦するオーストラリア代表戦(札幌D)に快勝。東京ドームで日本ハム、巨人を下したのに続いて強化試合3連勝を飾った。

 投げては今永(DeNA)、戸郷(巨人)、森浦(広島)と3投手のリレーで19奪三振。打っては主砲・村上(ヤクルト)に3戦連発となる4号2ランが飛び出すなど先発野手全員となる12安打8点を奪っての快勝だった。

 試合後、昨季まで10年間指揮を執った日本ハムの本拠・札幌ドームで侍ジャパン指揮官として初の国際試合を終えた栗山英樹監督(61)は「選手たち、よく頑張ってくれました」とまずは第一声。先発左腕・今永が4回で10個、2番手右腕・戸郷が4回で7個という奪三振ショーには「いやー、本当に横から見てても糸を引くようなというか、素晴らしいボールがいってたんでね。久しぶりにこう…安心してというか、凄いなーと思って2人とも見てましたけど。本当にこう安心できるね、内容だと思います。ボール(WBC使用球)もどうかなーと思ってましたけど、ホント素晴らしかったですね、はい」と投手陣を称えた。

 打線については「村上選手もそうですけれど、みんなそれぞれね、持ち味を出してくれて。しっかり点を取ってくれるという試合でした。ただ、点差がつきましたけど、やっぱりうまく攻められてないピッチャーも実は何人か出て来ているという。試合の内容よりもそっちのほうがこっちは気になってしょうがないので。一人ひとりもう一回、きちんと確認をしながら次につなげていきたいと思います」と勝利にも気を引き締めることを忘れなかった。

 侍ジャパンの監督として改めて思いを聞かれると「本当に一人ひとりのね、選手の力があるだけに。絶対に勝たせてあげなきゃいけないという意味ではかなりプレッシャーがあるなかで、皆さんが思っている以上にプレッシャーかかりながらね、あの…ベンチにいますけれども」と苦笑いを浮かべた栗山監督。それでも「この素晴らしい能力を勝ち切るという形にできるように、しっかりやっていきます」と謙虚に話していた。

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