【一問一答】始球式で糸井節復活「バット持っていこうかなと」 投球には「キャッチャーが悪い(笑い)」

[ 2022年11月9日 20:03 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表―豪州代表 ( 2022年11月9日    札幌D )

<侍・豪>金のグラブ、金のシューズで始球式をする糸井氏(撮影・篠原岳夫)
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 今季限りで現役引退した元阪神・糸井嘉男氏(41)が9日、「侍ジャパンシリーズ2022」オーストラリア戦で始球式を務めた。

 2013年のWBCで背負った背番号「9」のユニホームで登場。捕手役は日本ハム時代にバッテリーを組んだこともある鶴岡慎也氏が務め、糸井氏は若干、右寄りにコースは外れたものの、豪快に投げ込み、ファンを沸かせた。

 以下は、糸井氏と一問一答。

 ――振り返って。
 「目指してたマウンドやからね。プロ入り1番の目標はここで投げる…日ハムやから、ここで投げることが目標というか夢やったんで。こうやって引退後に、始球式ですけど、呼んでいただいて嬉しかったですね」

 ――(糸井の登場曲である)シェイクも流れた。
 「流れた瞬間、バット持っていこうかなと(一同笑い)。逆に」

 ――投球に関しては。
 「2点ですね。キャッチャーが悪い(笑い)。キャッチャーが悪いですよ」

 ――久々の代表ユニホーム。
 「懐かしいですよね。13年のWBCの時。あんまり9番のイメージ無いんでしょうけど。あの時の記憶だったり、すごいトップの人が集まって世界で戦う大会でね。今、終わってから思うんですけど、そういう経験というのは貴重な経験ですし。またペナントとは違う、この国を代表する戦いなんで。背負ってるものが重いんで、はい」

 ――阪神の選手とも試合前に交流。
 「これからお前ら年棒交渉やろと。俺行ったるわって。ハハハ。いや、来てくれたんで嬉しかったですね」

 ――佐藤輝が7を背負う。
 「いや、だからお前ちょっとユニホーム変えろって言ったんですよ(笑い)。交換してって。似合ってますよね、見てても。かっこいい。あいつ、来年から7番にしたら?タイガースでも7番にしたらええのに」

 ――佐藤も思いを背負ってと。
 「言ってるだけです。ハハハハハ」

 ――栗山監督とも馴染み深い。
 「栗山ジャパンにエールのために、このゴールドのグローブとゴールドの靴で投げさせていただきました」

 ――グローブをスタンドに投げた。
 「ちょっと、いろいろあって。新庄さんに、みんなの見てるところであんなん言われたら、やらなしょうがないと!で、いざ来て、パって見たら、めちゃめちゃネット高い!これ無理やなと思ったから、あそこまでいったんです。まあでも、できたんでよかったです。あと、やっぱ札幌ドームも最後なんで。そういう点に関しても、やっぱりここで育てていただいた球場でもあるんで。思い出深いし、ここでよく会見もしたし。全ての思い出がよみがえってきました」

 ――始球式は。
 「地元で、ちびっ子のやつは、ちょっとやったんですけど。こんな所でやったことはないですね」

 ――選手にエールを。
 「もうやっぱり、みんな今、若い子らはやることも分かってるので、別に僕からはないんですけど。誰もが経験できることでもないし、うらやましいですよね、見ていて。そういう中で真剣勝負を楽しんで。また金メダル目指して、頑張ってほしいなと」

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