阪神・佐藤輝　札幌Dで狙う12球団本拠地制覇弾　WBCメンバー入りへアピール誓う

佐々木朗（左）と話す佐藤輝　（撮影・光山　貴大）
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　侍ジャパンは、9日から札幌ドームでオーストラリアとの強化試合2連戦に臨む。チームは同球場で前日練習を行い、佐藤輝もフリー打撃などで汗を流した。

　来春3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）本大会のメンバー入りに向けて、最後のアピール機会。ここまで「侍ジャパンシリーズ2022」では2試合で7打数1安打1打点の和製大砲にとって、何より待たれるのが豪快なアーチにほかならない。札幌ドームではこれまで12球団の本拠地球場で唯一本塁打を放ったことがなく、来季からの新球場移行前に“本拠地制覇弾”への好機が再び到来した。記念の一発を代表初本塁打で飾り、本大会の代表入りへ強烈な印象を残したい。

　この日は右翼の守備練習に向かう前に栗山監督から言葉をかけられ、尻をたたいて鼓舞されるシーンもあった。「もちろん（本塁打を）打ちたい。一生懸命振って、力負けしないように頑張りたい」と誓っていた大器が、WBC1次ラウンドでも対戦するオーストラリアに牙をむく。（阪井　日向）