来年のドラ1候補が狙う日本一 上武大の進藤勇也が明治神宮大会出場に導く 異例の3年生主将

[ 2022年11月9日 16:29 ]

関東地区大学野球選手権 準決勝   上武大7―4中央学院大 ( 2022年11月9日    横浜 )

6人の投手をリードした進藤(撮影・柳内 遼平)
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 上位2校が明治神宮大会(18日開幕、神宮)に出場する関東地区大学野球選手権の準決勝2試合が9日、行われ、6月の全日本大学野球選手権で準優勝した上武大が中央学院大を7―4で下し、16年以来6年ぶりの明治神宮大会出場を決めた。来秋のドラフト1位候補に挙がる進藤(しんとう)勇也捕手は異例の3年生主将としてけん引。あす10日は国際武道大と決勝を戦う。

 3年生主将は頼もしかった。上武大の進藤主将は「5番・捕手」で昨年の明治神宮大会で優勝した中央学院大戦に出場。公式戦10本塁打を誇る打撃では単打1本に終わるも、守っては6人の投手を「良いところをどんどん出していこう」と強気にリード。扇の要として勝利に導き「神宮出場を決められてほっとしました」と語った。

 早くも来年のドラフト1位候補に挙がる大学球界を代表する捕手。1メートル82、88キロの恵まれた体格から広角に長打を放つ強打と遠投120メートルの強肩を誇り、7月の大学日本代表に選出された実力の持ち主。8月には谷口英規監督からリーダーシップを評価されて3年生ながら主将就任。「200人近く(部員数)の力がまとまれば負けない」とベンチ外の選手を含めた一体感のあるチームを目指す。

 6月の全日本大学野球選手権大会では決勝で亜大に1―7で敗れて「日本一を獲るという気持ちが強くなった」と成長の糧にした。16年以来6年ぶりの出場となる晴れ舞台でリベンジとなる初優勝を目指す。(柳内 遼平)

 ◇進藤 勇也(しんとう・ゆうや)2002年(平14)3月10日生まれ、福岡県福岡市出身の20歳。福重小3年時からソフトボールを始め、内浜中1年時から糸島ボーイズで野球を始める。筑陽学園(福岡)では3年春、夏の甲子園に出場。上武大では1年秋からベンチ入り。憧れの選手はソフトバンク・甲斐、楽天・炭谷。1メートル82、88キロ。右投げ右打ち。

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