今永10Kに続いて戸郷7Kと奪三振競演 今永に「うらやましい」と持ち上げられ、戸郷照れる

[ 2022年11月9日 23:04 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表8―1豪州代表 ( 2022年11月9日    札幌D )

<侍・豪>見事な投手リレーを見せた今永(左)と戸郷(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 野球日本代表「侍ジャパン」は9日、来年3月開幕のWBC1次ラウンドでも対戦するオーストラリア代表戦(札幌D)に快勝。東京ドームで日本ハム、巨人を下したのに続いて強化試合3連勝を飾った。

 投げては今永(DeNA)、戸郷(巨人)、森浦(広島)と3投手のリレーで19奪三振。打っては主砲・村上(ヤクルト)に3戦連発となる4号2ランが飛び出すなど先発野手全員となる12安打8点を奪っての快勝だった。

 試合後、そろってお立ち台に上がったのは4回10奪三振の先発左腕・今永昇太投手(29)と4回7奪三振の2番手右腕・戸郷飛征投手(22)。まずは今永が「緊張感もありましたし、そのなかで初回自分のバックアップの甘さから失点してしまったんで、なんとかそのあとはしっかりと抑えたいなという気持ちで投げました」とコメントした。今永はさらに「きのうの会見のなかでは“低めに丁寧に攻められればいいな”というふうに言っていたんですけども、キャッチャーの森選手が“低めに丁寧よりも高めでいいんじゃないか”というアドバイスをくれたので」とし、「その通りに投げて本当に引っ張ってもらいました」とバッテリーを組んだ年下の森(西武)に感謝した。

 続いて、侍ジャパン初選出の戸郷は「先発ピッチャーの今永さんがいい流れでつないでくれたんで、だいぶ楽しながら投げれました」と笑顔。巨人ではローテーション投手の柱として12勝しただけに、リリーフ登板については「途中からブルペンでつくるということがなかなかないので、難しかったですけど、なんとか抑えられて良かったなと思ってます」とホッと胸をなで下ろした。

 戸郷の投球について感想を聞かれた今永が「シーズン中も何度か投げ合った経験があるんですけども、横から見ても本当に凄いなというふうに思ってたので、きょうもフォークが面白いように決まっていたのでうらやましいなという気持ちで見てました」と持ち上げると、戸郷は照れ笑い。その流れでWBCへの思いを聞かれた戸郷は「数々の歴史のある大会で、素晴らしい名前のある選手しか選ばれていないので、そこに必ず入ってやるぞ!という気持ちできょう試合に入って。選ばれるか分からないですけど、自分の全力を出し切れたかなと思います」と充実した表情を浮かべていた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年11月9日のニュース