侍ジャパン岡本和 「7番・一塁」で先発出場、第1打席で逆転2点打「ゴロでも1点入るという気持ちで」

[ 2022年11月9日 19:54 ]

侍ジャパンシリーズ2022   日本代表―豪州代表 ( 2022年11月9日    札幌D )

<侍・豪>2回、岡本和が2点適時打を放つ(撮影・篠原岳夫)
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 巨人の岡本和真内野手(26)が野球日本代表「侍ジャパン」の強化試合第3戦となったオーストラリア戦(札幌D)で逆転打を放った。

 「7番・一塁」で先発出場。先発左腕・今永(DeNA)が初回に失策絡みで先制され、0―1で迎えた2回だ。4番・村上(ヤクルト)、5番・牧(DeNA)の連打と暴投などで1死二、三塁で入った第1打席。相手先発右腕・ソーポルドが1ボール2ストライクから投じた4球目だった。真ん中やや低めのチェンジアップを叩くと、打球は二遊間をゴロで通過して中前へ。三走・村上、二走・牧が相次いで本塁生還を果たした。

 岡本和は「先制されていましたが逆転のチャンスが回ってきたので、ゴロでも1点入るという気持ちで、引っ張らないように意識して打席に入りました。打ったのはチェンジアップです」とコメントした。

 2020、21年と2年連続で本塁打、打点のセ・リーグ2冠王に輝いたが、打撃不振に陥った今季は8月に巨人4番の座を中田に明け渡し、打率・252(リーグ22位)、30本塁打(同2位)、82打点(同5位)。その一方で、昨季本塁打王のタイトルを分け合った3学年下のヤクルト・村上宗隆内野手(22)が打率・318、56本塁打、134打点で史上最年少での3冠王に輝くなど大きく水をあけられる1年となった。シーズン終盤には調子をやや取り戻していたが、昨夏の東京五輪ではメンバー入りを逃した侍ジャパンで改めてその存在感を示す結果となった。

 【岡本和真の侍ジャパンシリーズ2022全打席】()内は打点
11月5日 日本ハム戦 左2、四球、投ゴ、左飛
11月6日 巨人戦 中飛
11月9日 豪州戦 中安(2)
※5打数2安打、0本塁打、2打点

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