トヨタ自動車が4大会ぶり6度目V! 3回に多木の逆転打 8回には一挙5得点で決めた

[ 2022年11月9日 21:00 ]

第47回社会人野球日本選手権 決勝   トヨタ自動車8-1NTT東日本 ( 2022年11月9日    京セラD )

<トヨタ自動車・NTT東日本>4大会ぶり6度目の優勝を飾り、歓喜のトヨタ自動車ナイン(撮影・北條 貴史)
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 トヨタ自動車(東海・愛知)が、NTT東日本(関東・東京)を破り、4大会ぶり6度目の優勝を果たした。

 打線は1点劣勢の3回1死一、三塁から3番・多木裕史外野手が中越え2点適時打を放って逆転に成功した。さらに、なおも1死三塁から、今度は逢沢崚介外野手が中前適時打を放って加点。一気に主導権を握り返すと、8回にも打者一巡で5点を追加した。

 投げては先発右腕の嘉陽宗一郎投手が走者を背負いながらも要所を締めて8回7安打1失点の力投。9回は渕上が無失点でリードを守り切った。

 初の決勝進出となったNTT東日本は、2回2死一、三塁から先制するも、以降は得点を追加できず、悲願の選手権初優勝には届かなかった。

 以下、藤原監督と一問一答。

 ―チームにとってどんな優勝
 「本当にこの2年間、3年間、全国の舞台で勝てなくて、選手が本当に勝ちたいという思いでずっと取り組んできました。本当に成長したな、そんな思いが、全員が頑張ってくれたので、いいチームだなと思います」

 ―どんなことを考えて試合に臨んだか
 「NTTさんは本当に野球もしっかりされていて、強敵です。実は去年の都市対抗で、ちょうど1年前敗れていたので、そこを目標にここまで戦ってきました。まずはこの10月末を獲るっていうことをひたすらやってきました」

 ―3回の逆転
 「ただ多木も調子が上がらない中で、しっかり自分のスイングを貫き通して、どこかでやってくれると思って見ていました」

 ―先発の嘉陽は
 「実は初戦で足にボールが当たって、満身創痍のなか、投げるって言ってくれて。姿、それだけで球の強さと精度、最高だったと思います」

 ―選手にはどんな言葉を掛けたい
 「トヨタはピッチャー中心に守り勝つっていうのはできた。それを全員が体現してくれて、ほんとすごいなと思います」

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2022年11月9日のニュース