楽天が痛恨の逆転負けで4連敗…石井監督は「何とか勝っていきたい」

パ・リーグ   日本ハム3―2楽天 （ 2022年7月13日    静岡草薙球場 ）

＜日・楽＞7回、木村に逆転3ランを打たれしゃがみ込む則本（撮影・沢田　明徳）
Photo By スポニチ

　「連敗ストッパー」の神通力も通用しなかった。楽天が日本ハムに逆転負けを喫し、今季3度目の4連敗を喫した。先発・則本は6回まで3安打無失点と好投していたが、女房役・太田の適時打で先制した直後の7回、木村に3ランを浴びて逆転を許した。

　「1人ずつしっかり抑えようと意識していた」

　1ストライクをとった後、2球目の150キロの直球を完璧にとらえられ右翼席に運ばれた。痛恨の一打に、マウンドでしゃがみ込んでしばらく動けず。ベンチに戻っても呆然とした様子で、悔しさを隠せなかった。今季は連敗を4度止めていたが、6回2/3を6安打3失点で4敗目。「三振で2アウト目をとったので、うまく切り抜けてほしかった」と石井監督。打線は1点差に追い上げる意地を見せたものの「負けは負けなので」と現実を受け止めた。

　悪い流れを断ち切れない。7月のチーム成績は2勝7敗。最大で18あった貯金も2まで減り、底をつきそうな状況になっている。4位・ロッテも1ゲーム差に迫っており、まさに正念場。指揮官は「何とか明日、勝っていきたい」と前を向いた。