オリックス、中嶋マジックで混パ演出! 「チルドレン」が躍動し3連勝、5位ながら首位に4・5ゲーム差

[ 2022年7月13日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス4-2ソフトバンク ( 2022年7月12日    ペイペイD )

<ソ・オ>3回、ソロを放つ紅林(撮影・岡田 丈靖)        
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 「混パ」を演出だ。5位・オリックスが首位・ソフトバンクを撃破し、3連勝。順位に変動はないが、これで首位まで4・5ゲーム差に5チームがひしめく大混戦とした。立役者は「中嶋マジック」で2試合連続1番起用された石岡と、「中嶋チルドレン」の紅林だった。

 「しっかり出て走って、良い仕事です」。こう指揮官が称えた新リードオフマンが、流れを呼んだ。初回に二塁内野安打を放つと、打者・宗の3球目に二盗を決めプロ初盗塁。その後、宗の中前打で先制のホームを踏んだ。5回は左前打で2戦連続の複数安打だ。

 8日にトレード通告され、9日に入団発表に臨んだ。この日、初めて背番号00を着用し「オリックスの一員になったと実感します。試合に出られることがうれしい。1番打者で使ってもらっている以上、期待に応えたい」と指揮官への恩返しを誓った。

 紅林が続いた。1―0の3回先頭では、左腕・大関が投じた内角低め直球を左越え3号ソロとした。5回に中前打、7回にも中越え三塁打。サイクル安打達成まで二塁打を残した8回は右飛に倒れ「めっちゃ意識しました。でも、そんなに甘くない」。大記録は逃しても飛躍の糧にする構えだ。

 2試合連続の2桁10安打で打線が文字通り「線」として機能し始めた。中嶋監督は「まだ曲がってない?ジグザグ…。中軸が打てばビッと線になるかな」と独特の言い回しで上積みを求めた。中嶋オリックスが「混パ」を熱くする。(湯澤 涼)

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2022年7月13日のニュース