センバツに「選考ガイドライン」 過程明確化目指す

[ 2022年7月13日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権◆大会・◆回戦 ( 2022年7月12日 )

甲子園球場
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 日本高野連は12日、今春の第94回選抜大会の第4回運営委員会を開き、予選を持たない招待大会としての理念を明示した大会綱領を策定。大会綱領に基づき選考過程の明確化を目指した「選考ガイドライン」も作成し評価のポイントを示した。

 「選考ガイドライン」では秋季大会の試合結果を重要としながら参考資料の1つとした。試合結果と試合内容を同程度に評価し総合的に判断。試合内容については技術面だけでなく試合運びや野球に取り組む姿勢、チームワークなども評価の対象とする。複数の学校の評価が並んだ場合、多くの都道府県から出場できるよう地域性を考慮することも明文化した。

 第94回大会における東海地区の出場校(2校)では昨秋の東海大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)が漏れ、同4強の大垣日大(岐阜)が選出されて全国的な議論を呼んだ。改革検討委のアドバイザーを務める元横浜監督の渡辺元智氏は「選考過程の透明性を高めるとともに今回の議論で改めて明確になった選抜大会の理念を広く周知していくことが必要」とコメントした。

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2022年7月13日のニュース