自転車女子オムニアム銀、梶原の母・有里さん感涙「悠未の努力は素晴らしかった」 練習、食事と二人三脚

[ 2021年8月9日 05:30 ]

東京五輪第17日 自転車・女子オムニアム ( 2021年8月8日    伊豆ベロドローム )

 女子オムニアムで銀メダルを獲得した梶原悠未と握手する母有里さん=伊豆ベロドローム
Photo By 共同

 二人三脚で歩んできた母・有里さん(49)は、有観客のスタンドから見守った。レース後に近寄った梶原が「銀メダルになってしまってゴメン」と言うと、有里さんは「おめでとう」と涙をこらえながら称えた。親子で握手を交わすと、会場から万雷の拍手が湧き起こった。

 有里さんは梶原が「太陽のよう」と語る存在。練習拠点の伊豆の国市に一緒に住み込み、ロード練習はバイクで付き添った。スポーツフードマイスターの資格も取得。練習後30分以内に栄養バランスを整えた食事を出した。この日も梶原と同じ金色のネイルで「私も一緒に戦った」と胸を張った。

 小学校時代は人見知りを克服するために水泳やピアノ、書道など5つの習い事を掛け持ちさせた。人をよく観察する性格を見抜き、駆け引きのある自転車競技を勧めたのも有里さん。2人で駆け抜けた東京五輪に母は「悠未の努力は素晴らしかった。そこを褒めてあげたい」と感涙した。

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