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笑顔の銀!!女子バスケが締めたニッポン最多58個目メダル 高田主将「誇りに思いたい」

[ 2021年8月9日 05:30 ]

東京五輪第17日 バスケットボール女子決勝戦   日本75-90米国 ( 2021年8月8日    さいたまスーパーアリーナ )

<女子バスケットボール決勝戦 日本・米国>銀メダルを手に笑顔を見せる日本代表(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 初の決勝に臨んだ日本は米国に75―90で敗れて銀メダルとなった。五輪55連勝で7連覇を達成した絶対女王の高さと激しい守備に圧倒され、最大の武器である3点シュート成功率が26%に低迷。持ち味を発揮できずに頂点を逃したが、過去最高成績の76年モントリオール五輪の5位を上回り、男女を通じて初の表彰台に立った。また、史上最多を更新していた日本選手団のメダル総数は、この銀で合計58個となった。

 表彰式を終えると、金の米国、銀の日本、銅のフランスの3カ国の選手が集結して写真に納まった。敵味方関係なく、激闘を称え合うフィナーレ。高田主将は「目標の金メダルに届かずに悔しい気持ちもあるが、日本バスケ界の初メダルを誇りに思いたい。12人全員で楽しんで試合ができた。皆と戦えたことは財産になる」と胸を張った。

 絶対女王の壁は高かった。米国の平均身長は1メートル84。8センチ低い日本はゴール下で圧倒され、12本のブロックショットを浴びた。69―86で負けた1次リーグの対戦で研究され、武器である外からのシュートも封じられた。3点シュート成功率は26%に低迷。今大会出場12チーム最多の19本を決めている宮沢は2本打って2本とも失敗し「他の国とはプレッシャーが全然違った。距離が近く手の動きもハード。打たせてもらえなかった」と唇をかんだ。

 今大会は身長1メートル93の渡嘉敷が故障でメンバー落ち。エース不在を受け、インサイドに選手を配置しない5アウトのシステムを採用した。3点シュートと、成功率の高いペイントエリア内にシュートを集中させる戦術を徹底。100超のフォーメーションを駆使し、3点シュートを量産した。相手との距離や角度に数センチ単位までこだわる守備も機能し、準々決勝でベルギー、準決勝でフランスと格上を次々撃破。ホーバス監督は「スーパースターはいないが、スーパーなチーム」と称えた。

 16年リオ五輪で米国に準々決勝で敗退後、チームは「東京で金メダル」を目標に掲げて一丸となった。周囲から夢物語と笑われ、五輪開幕前も八村、渡辺のNBA選手2人を擁する男子にばかり注目が集まった。高田は「言霊は大事。信じてやれば、ここまで来られる。小さくても勝てることが証明できた。これで女子バスケが注目されたらいいなと思う」と実感を込めた。64年東京五輪で優勝した女子バレー「東洋の魔女」を彷彿(ほうふつ)させた快進撃。米国撃破と金メダルの夢を3年後のパリに持ち越し、TOKYOが幕を閉じた。

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