リオ五輪をケガで棒に振った7人制ラグビー・橋野皓介 半年後の東京五輪へ「チャンスものにする」 

[ 2020年1月24日 17:54 ]

練習後、ストレッチを行う橋野皓介(中央)
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 7人制ラグビー男子日本代表候補の合宿が24日、埼玉県熊谷市で始まり、キックオフボール獲得のポイント練習や、タックルなしの7対7の実戦形式などを行った。24日で東京五輪開幕までちょうど半年。初の五輪出場を目指す橋野皓介(32=キヤノン)は「少ないチャンスをものにしていきたい」と意気込みを語った。

 昨年末に発表された第2次五輪代表候補に名を連ねた橋野だが、自身の立ち位置について「メンバーから外れている」と冷静に語った。現在、第2次候補やトレーニングスコッドから16人が選ばれ、国際大会のワールドシリーズ(WS)ハミルトン大会(25、26日)のためにニュージーランドへ遠征中。「正メンバーはニュージーランドへ行っている。試合も(昨年)5月の(WS)パリ大会から出ていないので」と危機感を募らせた。

 一方で2月1、2日に行われるWSシドニー大会の遠征メンバーには加わる予定で、この大会が今後に向けても大きなアピールの場となる。16年リオデジャネイロ五輪前の同年4月に左足を大ケガし、代表入り有力と目された4年前の大舞台を逃している32歳は「僕の場合はケガだけはせずに、万全の状態でずっと準備し続けることが大事」と話し、ターゲットを定めた。

 練習では日本と季節が反対のシドニー対策のため、長袖のトレーニングウエアを着続けた状態で実戦練習も行われた。その後のウエートトレーニングも「暖房を付けてむちゃ暑くしている」と橋野。最善の準備を尽くし、1週間後の大会に臨む。

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2020年1月24日のニュース