貴景勝、逆転の小手投げで2敗死守 「相撲では100%負け」と反省

[ 2020年1月24日 05:30 ]

大相撲初場所12日目 ( 2020年1月23日    両国国技館 )

逆転の小手投げで栃ノ心を破った貴景勝(奥)(撮影・西海 健太郎)
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 貴景勝が優勝争いに踏みとどまった。栃ノ心に右を差されて後退したが、自身初の決まり手となる左からの小手投げで逆転勝ち。「一番させてはいけないことをしてしまった。たまたま左でああなった。勝負に勝ったけど、相撲では100%負けている」。自分の相撲が取れなくてもトップとの1差を守った。

 豪栄道の陥落が決まり、来場所の大関は貴景勝だけとなる。1大関は82年初場所の琴風以来38年ぶり。右膝の負傷で在位2場所で関脇に落ちたが1場所で返り咲き。今場所は2横綱が休場する中で懸命に看板力士の務めを果たしている。

 「12日目で2敗で残っているということには感謝しないといけない。追いかける立場で何も緊張することはない。勝たないと始まらない。気合と気持ちで精いっぱいやるしかない」。他の力士の勝敗など意識しても仕方ない。今できることをやりきることに集中している。

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2020年1月24日のニュース