瀬戸大也 公式服に「また気持ち入った」開幕まで半年、東京金へ慢心なし!

[ 2020年1月24日 05:30 ]

開会式用公式服装に身を包み、着心地について話をする瀬戸大也(撮影・小海途 良幹)
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 東京五輪・パラリンピックの日本選手団が着用する公式服装が23日、都内で発表された。開会式用は伝統の「日の丸カラー」ながらジャケットが白、パンツとキュロットが赤と、64年東京五輪とは上下が逆の配色。五輪とパラリンピックの選手が史上初めて同じデザインの服を着用する。24日で五輪開幕まで半年。発表会で公式服に袖を通した競泳男子の瀬戸大也(25=ANA)らは気持ちを高めた。

 白のジャケット、シャツに赤のボトム。公式服装の開会式用に袖を通した競泳男子の瀬戸大也(25=ANA)は、思わず襟を正した。「五輪まで200日を切っているが、今、この舞台で公式ユニホームを着て、また気持ちが入った」。競泳は7月24日の開会式翌日から競技開始のため、この服装で開会式に出席する可能性は低い。それでも正装を着込むとモチベーションは一気に高まった。「自分の夢は五輪で金メダルを獲ること。この2020でかなえられるように頑張りたい」と決意を口にした。

 24日で五輪まであと半年となる。自国開催の大舞台への機運は高まっているが、金メダル候補の瀬戸に慢心は一切ない。「五輪は待ってくれない。後悔しないように、あと半年を過ごしたい」と慢心はなかった。五輪とパラリンピックの選手が初めて同じデザインの服を着用することに触れ「凄くチーム一丸になる。まず五輪から始まるが、パラリンピックへいい流れをつくれるようにいい結果を出したい」と語った。

 瀬戸は五輪イヤー初戦でいきなり200メートルバタフライの日本記録を更新するなど視界良好。24日から東京辰巳国際水泳場で行われる北島康介杯の400メートル個人メドレー、100メートルバタフライに出場する。前日会見では「400メートル個人メドレーは自己ベストを目指して泳ぎたい」と意気込みを語る瀬戸に対し、大会の冠名もつく北島氏は「瀬戸選手は自己ベストと言わず日本記録を」と厳命。レジェンドからの尻叩きも力に変え、さらに加速する。

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