ケンカ騒動の幕下・宝香鵬 勝ち越し「親方と横綱から勝ち越すことが恩返しになると言われていた」

[ 2020年1月24日 16:26 ]

大相撲初場所13日目 ( 2020年1月24日    両国国技館 )

 場所前に暴行騒動を起こした幕下の宝香鵬(30=宮城野部屋)が旭蒼天を押し出しで破り、勝ち越しを決めた。

 立ち合いで当たり勝つことはできなかったが、横に動いていなし、相手の態勢を崩すとそのまま勝負を決めた。

 今場所は試練の土俵だった。場所前の稽古で同部屋の幕内・石浦と熱くなり、お互いに拳を振り上げた。兄弟子の白鵬に仲裁に入られ、冷静さを取り戻したものの、その騒ぎが問題となり、石浦とともに場所前に日本相撲協会からけん責処分を受けた。

 「もう相撲は取れないかなと思っていました。(宮城野)親方(元幕内・竹葉山)と横綱(白鵬)からは、勝ち越すことが恩返しになると言われていました。今日は何としても勝ちたかった。ほめられた相撲内容ではなかったですけど、しがみついて頑張ってきたので、結果を出したかった」と感極まった様子だった。

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2020年1月24日のニュース