シンクロ主将・乾の恩師「努力実った」京都踏水会で立ち泳ぎ指導

[ 2016年8月20日 15:13 ]

井村コーチを囲んで記念撮影をする日本の選手たち

リオデジャネイロ五輪シンクロナイズドスイミング

 リオデジャネイロ五輪シンクロナイズドスイミングのチームが20日、銅メダルを獲得し、主将を務めた乾友紀子選手らに立ち泳ぎを教えた京都踏水会水泳学園(京都市左京区)の檀野晴一学園長(67)は、「素晴らしい結果。選手たちの努力が実った」と称賛した。

 乾選手や丸茂圭衣選手、林愛子選手が、代表チームの練習がない日に左京区のプールに通い、立ち泳ぎの練習に励んだ。檀野さんは「演技では見えない部分だが、立ち泳ぎはシンクロの基礎。主将の乾選手は、『私が引っ張っていかないと』と、強い自覚を持って練習をしていた」と振り返る。

 京都踏水会は、ロンドン五輪まで6大会連続でシンクロナイズドスイミングの日本代表に選手を送り出していたが、リオ五輪で途絶えた。檀野さんは「今回以上の成績が残せるよう、東京五輪に向け若手の育成に励みたい」と決意を込めた。

 一方、陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した洛南高卒の桐生祥秀選手に、京都市はこの日、「市スポーツ最高栄誉賞」を贈ると発表した。門川大作市長は「世界の強豪とデッドヒートを繰り広げ、疾走される姿に感銘を受けました」とのコメントを出した。

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2016年8月20日のニュース