松山リオ見て刺激 東京五輪出たい!日本メダルラッシュ「自分も」

[ 2016年8月20日 05:30 ]

11番でアプローチショットを放つ松山(AP)

米男子ゴルフツアー ウィンダム選手権第1日

(8月18日 ノースカロライナ州グリーンズボロ セッジフィールドCC=7127ヤード、パー70)
 レギュラーシーズン最終戦が開幕し、松山英樹(24=LEXUS)は5バーディー、1ボギーの66で首位と3打差の8位につけた。岩田寛(35=フリー)は1イーグル、3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの70で75位と出遅れた。63で回ったラファエル・カブレラベロ(32=スペイン)とケビン・ナ(32=米国)がトップに並んだ。

 2週のオフを経てツアーに復帰した松山は66をマークして「スコアをうまくまとめられて良かった」とうなずいた。

 インから出て15番パー5でバーディー先行。18番は3メートル、後半の2番は2メートルに止めてバーディーを奪った。パーオン率も83・33%と悪くない。

 「(アイアン)ショットが良くないので割り切ってやった。ティーショットがフェアウエーに行ったのが一番大きかった。もう少しスイングが良くなれば、ショットも良くなると思う」と本人に満足感はないが、優勝した2月のフェニックス・オープン以来6カ月ぶりとなる初日1桁順位で順調に滑り出した。

 ジカ熱などへの不安からリオデジャネイロ五輪を辞退。7月末の全米プロ選手権でメジャー自己最高の4位に入り、休養。日本へ一時帰国した後フロリダ州の拠点に戻り調整した。

 リオ五輪の男子ゴルフは「最終の1ホールだけ見た」と少しだけテレビ観戦。金メダルを獲得したジャスティン・ローズ(英国)やヘンリク・ステンソン(スウェーデン)らメジャー優勝経験者の熱戦を「凄いなとは思った。でもうらやましいとは思わなかった。それよりも東京(五輪)に向けて頑張りたいな」と、2020年に向けて気持ちを新たにした。

 競泳や体操など、五輪で日本人が活躍するのを見ると「自分も(メダルを)獲ってみたいなと思う」とモチベーションも生まれた。「4年後、きっと早いだろうけど、それまでにやることはたくさんある」と目の前の試合に集中した。

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2016年8月20日のニュース