シンクロ日本 復活銅メダル!アテネ五輪以来3大会ぶり

[ 2016年8月20日 00:58 ]

銅メダルが決まった瞬間、喜びを爆発させる日本シンクロチーム

リオデジャネイロ五輪シンクロ・チームフリールーティン決勝

(8月19日)
 シンクロのチーム・フリールーティン(FR)決勝が行われ、日本(乾、三井、箱山、吉田、中牧、小俣、中村、丸茂)は95・4333点で、18日のテクニカルルーティン(TR)93・7723点との合計点で189・2056点となり銅メダルを獲得。同種目では04年アテネ五輪以来となる3大会ぶりのメダルとなった。ロシアが合計196・1439で金、中国が192・9841で銀メダル。

 日本が演じたFRのテーマは「天照大神(あまてらすおおみかみ)」。井村雅代監督によると、繁栄の幕開けを意味する演技だった。

 18日のTRでは4位のウクライナに0・331点差をつける好発進。だが、井村監督は「TRで勝ったからといって全然勝ったことにならない。あす決着をつける」と選手たちにさらなる奮起を求め、教え子たちが見事に期待に応えた。

 ライバル国に勝つために、ストイックな練習を重ねた。倒立時に8人の爪先のラインがより高い位置で合うよう、特に多くの時間を割いた。最も身長が高い1メートル76の箱山の太腿に目印の白いテープを貼り、その“箱山基準”を基に他のメンバーも太腿に白いテープを貼り反復練習。脚の長いウクライナらライバル勢との差を埋め足技が連続する見せ場の得点アップにつなげた。

 デュエットで乾と三井が獲得したメダルを見たチームのメンバーは手に取っても首にはかけず「絶対自分で獲ってかける」と言って試合に集中。有言実行のメダル獲得になった。

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