樋口黎 銀メダル以上確定!初出場20歳のホープが快進撃

[ 2016年8月20日 00:20 ]

フリースタイル男子57キロ級1回戦でロンドン五輪銅メダルのヤン・ギョンイル(左)を下した樋口(AP)
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リオデジャネイロ五輪レスリング

(8月19日 カリオカアリーナ2)
 フリースタイル男子の2階級が行われ、57キロ級の樋口黎(20=日体大)は準決勝でハッサン・ラヒミ(27=イラン)を下し、初めての五輪で決勝進出を決めた。

 日本伝統の軽量級を担う20歳のホープ。6月の欧州遠征は二つの国際大会で優勝し「金メダルを」と意気込んで臨んだ初の大舞台で初戦は2014年世界選手権王者で前回ロンドン五輪55キロ級銅メダリストのヤン・ギョンイル(北朝鮮)に先制を許しながら12―2、2回戦ではラチナウ(ベラルーシ)を圧倒して10―0と2戦連続でテクニカルフォール勝ち。

 3回戦ではヨウリス・ボネロドリゲス(キューバ)を8―4で退け、勝てば銀メダル以上の獲得が確定する準決勝では13年世界選手権55キロ級覇者のラヒミを10―5の判定で下し、決勝の舞台へと駒を進めた。決勝では2015年世界選手権王者のウラジーミル・キンチェガシビリ(25=ジョージア)と対戦する。

 ◆樋口 黎(ひぐち・れい)15年は全日本選抜選手権を減量苦で棄権したが、国民体育大会を制し、全日本選手権で初優勝。茨城・霞ケ浦高出、日体大。1メートル62。20歳。大阪府出身。

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