吉田沙保里、一夜明け「結構すっきり」 大健闘の若手にエール

[ 2016年8月20日 05:30 ]

メダリスト会見を行った吉田沙保里

リオデジャネイロ五輪レスリング・フリースタイル女子53kg級

 涙の銀メダルから一夜明けた19日、吉田はジャパンハウスでのメダリスト会見にさばさばした表情で現れた。

 「昨日(18日)は試合が終わってたくさん泣いて、ご心配やご迷惑をかけたけど、今は結構すっきりしている。思い出すと悔しさが込み上げてくるけど、時間がたてば大丈夫。また次に向けて頑張ろうと思った」。20年東京五輪など今後に向けては、「これからはこの若い3人(登坂、土性、川井)が東京目指して頑張ってくれる」とエールを送りつつ、自身については「できれば目指したいけど、ゆっくり考えたい」と話すにとどめた。

 ◆吉田 沙保里(よしだ・さおり)1982年(昭57)10月5日、三重県生まれの33歳。全日本王者の父・栄勝さんの影響で3歳からレスリングを始め、ジュニア時代からタイトルを総なめ。久居高から中京女大(現至学館大)を経てALSOK。五輪3大会を含み15年世界選手権まで世界大会16連覇。12年11月には国民栄誉賞を授与された。13年までは55キロ級、14年以降は53キロ級が主戦場。1メートル57。現在の所属はフリー。

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2016年8月20日のニュース