「立派な銀。誇りに思う」母・幸代さん「私の可愛い娘ですので、人間です」

[ 2016年8月20日 05:30 ]

リオ五輪<女子レスリング・53キロ級 決勝>銀メダルの吉田(手前)をねぎらう母・幸代さん

リオデジャネイロ五輪レスリング・フリースタイル女子53kg級決勝

(8月18日 カリオカアリーナ)
 母・幸代(ゆきよ、61)さんは次男の栄利(ひでとし、36)さんとスタンド最前列で決勝を観戦し「負けたけど立派な銀メダル。娘を誇りに思う」とねぎらった。

 昨年の世界選手権から吉田の体力的な衰えを感じつつあったといい「マットで娘の姿を見るのは最後かな」と覚悟を決めてリオ入りした。「いつかは負ける。霊長類最強と言われていても、私の可愛い娘ですので、人間です。本当に素晴らしいことをしてくれた」と瞳を潤ませた。栄利さんも「今までで一番不安な五輪だったのは間違いない。沙保里はお父さんに申し訳ないと言っていたが、家族からしたらありがとうしかない」と感謝していた。

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2016年8月20日のニュース