タカマツ 性格対照的…「おおざっぱな姉御肌」と「努力家の世渡り上手」

[ 2016年8月20日 05:30 ]

<リオ五輪 バドミントン> 金メダルを決めて涙のの高橋(右)と笑顔の松友
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リオデジャネイロ五輪・バドミントン 女子ダブルス 決勝

(8月18日)
 聖ウルスラ学院英智高時代にペアを組ませた田所光男総監督(65)は現地で応援し、「50年のバドミントン人生で最高の出来事」と感無量の様子だった。

 同監督が2人をペアにした最大の理由は「性格が違う」からだ。「性格が似てて、仲良しだと、負けても慰め合う。先輩と後輩でベタベタしないのもいい」という。

 同監督は2人の性格をこう明かす。「高橋は怒られやすいタイプ。私もよく怒ったけれど、めげない。姉御肌で“頑張ろう”とみんなに声を掛けていた。松友は怒られそうな時はその場にいない。世渡り上手」。学校生活も対照的だったという。

 共に寮生活。松友は海外遠征で授業を休むことも多かったそうで「遠征前と帰国後に各教科の先生にあいさつに行き、授業の進行具合を聞いていた。寮は11時消灯だけど、みんなが寝静まってから食堂で勉強していた。成績はオール5。努力家です」と振り返る。

 一方、高橋は「よく掃除当番をサボって、寮母さんに怒られていたみたい。おおざっぱな人間」という。大会後に祝福のメールを送って、真っ先に返信してくるのは松友らしい。こんな対照的な2人だからこそ、最高のペアになったのだろう。

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