“因縁”吉田に勝ったマルーリスは聖子の愛弟子だった ダルも明かす

[ 2016年8月20日 05:30 ]

<リオ五輪 レリングス> 銀メダルを手に涙の吉田(左は金メダルのマルーリス)

リオデジャネイロ五輪レスリング・フリースタイル女子53kg級決勝

(8月18日 カリオカアリーナ)
 吉田が個人戦で敗れるのは01年12月の全日本選手権準決勝で山本聖子に敗れて以来。

当時世界女王だった山本に「勝つためにどうするか」は吉田の原点だった。02年以降、吉田に勝てなかった山本は結局、女子が正式採用されたあとの五輪には一度も出られず。その山本は13年から米国レスリングナショナルチームのコーチを務めていた時期があり、マルーリスも“愛弟子”の一人だった。

 吉田とマルーリスの決勝終了後、SNSでマルーリスを祝福しながら「勝つ選手がいるから負けた選手もいる。私も両方を経験してきました。だからこそ、勝った選手にはおめでとうを。そして負けた選手には心からの尊敬の意を。あの場に立てた選手は今世界のレスラーの目標、そしてゴール」と書き込んだ。また、山本と同居中のダルビッシュ有は「吉田選手を破ったヘレン選手が聖子の教え子」とツイートし激闘を称えていた。

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2016年8月20日のニュース