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“マイトガール” 66センチのサプライズ お父さんも驚き誕生日プレゼント

[ 2023年12月22日 07:20 ]

66センチのマイトサーモンを仕留めた柳沢藍那さん
Photo By スポニチ

 【こだわりの管理釣り場】“赤城のマイトガール”が大人たちを圧倒した。群馬県桐生市にあるルアー専用管理釣り場「黒保根渓流フィッシング」を訪れたところ、とんでもない場面に出くわした。 (藤田 知洋)

 最高気温は18度と小春日和の釣り場に、ひときわ大きな歓声がこだました。午前10時に待望の放流時間となり、水槽からサクラマスやニジマスなど次々とポンドに投入されていく。その約15分後のことだった。

 「やった!やった!」。声のする方向に目を向けると大型魚がネットインしていた。釣ったのはどうやら少女のよう。マイトサーモンを仕留めたのは、群馬県伊勢崎市の柳沢藍那さん(12=小6)。「いつもとは全く違う引きだったので、一生懸命リールを巻きました」と息を弾ませる。一緒に訪れていた父親の亮さん(40=会社員)は「娘の道具が不調だったので私のものと交換した途端に釣れました。ルアーはアルミん2・5グラムのピンクゴールドです。釣れて良かった」とホッとした表情。

 管理棟に持ち込み検量すると66センチ、3・2キロのグッドサイズ。大人でもなかなかお目にかかれない大物で、見守っていた釣り人からは感嘆の声が漏れた。

 4歳からの釣り経験という藍那さんだが、「こんなに大きいのは初めてです」と目を輝かせる。この前日が亮さんの誕生日だったそうで「このマイトサーモンが、何よりの誕生日プレゼントです。娘が楽しんでいる姿を見られて幸せ」と成長に目尻を下げていた。

 絵画塾に通っているという藍那さんは、感謝の気持ちを込めて自ら描いたイトウのイラストを釣り場にプレゼント。心優しい“マイトガール”、今後の成長が楽しみだ。

 〇…黒保根渓流フィッシングの新井裕貴オーナーは「これから水温が下がると、大型魚ほど放流直後にヒットしてくることが多い。初心者でも楽しめる時季です」と胸を張る。年末年始は70センチ、80センチアップの超大型魚の放流サービスのほか、イベント盛りだくさんで「この機会にぜひ来場してください」とアピールしていた。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、黒保根渓流フィッシング=(電)0277(96)2099。1日券は6600円、女性・高校生4400円、中学生は3000円、小学生1100円で要予約。営業時間は午前8時~午後4時(2月末まで)。水曜定休日。細かいレギュレーション等は公式サイトを確認。
 http://kurohone.cool.coocan.jp/

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