マアジで幸せ 新年の食卓

[ 2020年1月6日 17:31 ]

2人で食材確保を楽しんでいた鴨野さん父子                         
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 【釣り日和】初釣りは東京湾のマアジを。引き味良し、食味良し、そこそこ数も釣れてお土産も良し。釣り人の味方だ。葛西橋・第二泉水に乗り込んだ。(笠原 然朗)

 20年の初夢はなぜか「友人とジンギスカンを食べる」だった。
 初夢は縁起の良い順に、一富士、二鷹、三なすびと言われるがジンギスカンだ。なんのこっちゃい?

 せめて釣りでは良い初夢を見たい。

 第二泉水の小倉裕二船長が船を向けたのは扇島沖のシーバース周り。水深は20メートル。「2メートルでやってみて」の船内アナウンスだ。ハリス2号、オモリ40号のライトタックル仕掛け。底ダチをとったら1メートル巻いてコマセを振り、さらに1メートル上げて待つ。早速の魚信だ。

 隣席には仕掛けの投入、魚の取り込みなど見事な手さばきの少年がいた。

 船橋市の鴨野良海(りょうかい)君(10=小5)だ。お父さんの将治さん(43=会社員)と乗船。釣りが大好きで将来の夢は「和食の料理人」。釣れたアジは「3枚におろして刺し身、なめろうに。開きにして干物、天ぷらもいいな」。みそと、叩くなめろうは、ショウガとしょうゆ、煮切った酒とみりんを加えるのが“良海流”とか。お見事。

 この日は食い渋りでポイントを横浜沖~中ノ瀬に変えての拾い釣り。だが南蛮漬けにぴったりの豆アジから35センチ超の特大まで交じってコンスタントに釣れる。底を1メートル切って3本バリの下バリに餌の青イソメをチョン掛け、上のハリ2本はイカの赤短を付ければ、イシモチとアジが同時に釣れる夢のような展開もある。

 並んで釣っていたおじいちゃんと孫のペアは豊島区の中原雅彦さん(75=会社員)と「カワハギ釣りが得意」と言う彰太郎君(14=中2)。釣れたタナを教え合いながら息の合った協同作業だ。「3世代同居の家です。魚をさばくのは私。釣れ過ぎると大変ですよ」と雅彦さん。楽しい食卓が目に浮かぶ。

 親から子へ、子から孫へ伝える釣ることの喜び。船上で見た心温まる初夢だった。

 ◯…右舷ミヨシには足立区の加藤公夫さん(会社員)の姿があった。昨年のバリバス杯タチウオ大会で優勝した大物ハンター。この日も特大の一匹を見せてくれた。「きのう(2日)も乗って、今日もだよ。来週は…」。年間の釣行計画は既に決まっている?「釣りが健康の秘けつ」と話す元気な81歳だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、葛西橋・第二泉水=(電)03(3645)2058。出船は午前7時。乗合料金9700円。女性は2割引き、中学生以下は半額。

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