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1.6キロ巨大、明石ダコ ~神戸・須磨浦「仙正丸」~

[ 2019年6月26日 10:00 ]

この日最大の1・6キロを釣り上げた三村明子さん
Photo By 提供写真

 田植えの終わりを告げる、夏の雑節(特別な暦)の一つが半夏生。稲がタコ足のように根付くように…との願いを込めて関西ではこの時期にタコを食べる習慣があり、特に瀬戸内の明石海峡で採れるものが重宝される。今回は神戸市・須磨浦から出船する「仙正丸」へ。まだ初心者ながらMAX1・6キロの大ダコを釣り上げる女性もおり、シーズン到来を実感した。(スポニチAPC・矢野貴雄)

 釣行日は19日。タコ釣りシーズンは土日・平日を問わず、大勢の釣り人がこの海域の釣り船に集まるが、この日の仙正丸も平日ながらもちろん満員だ。使うロッドは1・8メートルのしっかりとした調子のタイプで仕掛けはタコエギ、オモリは40号を使用する。最近はエギを複数セットするのが流行っているが、他人の糸と絡まる〝おまつり〟の時の解きやすさも考え、1本のみで行くことにした。
 約30分で淡路島沖のポイントへ。水深40~50メートルのラインで釣り始める。潮はややゆっくり流れる感じ。タコは海底で生活しているので、きっちり底を取って誘わなければならない。あまり潮の流れが速いと根掛かりのリスクが高くて釣りづらくなるから、この日は有利な状況と言える。釣り方は至って簡単。底まで沈めた仕掛けを揺すってアピールし、もしも反応がなければ少し持ち上げて底を取り直す。船は流れているので、そうする事で仕掛け位置が変わる…という算段だ。
 アタリは、仕掛けを持ち上げる時に、重みが乗っているかどうかというのが最もわかりやすい。慣れてくると揺すっている動作中に違和感を感じるようになる。あとはその時にロッドを鋭く、そして大きくあおって、仕掛けに乗ってきたタコをしっかりハリ掛かりさせてあわせるだけだ。
 この日、気を吐いていたのが船の先端を陣取った大阪市の三村さん夫妻。特に妻の明子さんは、この日が4回目というビギナーにも関わらず、パワフルに誘い、順調に釣果を伸ばしていた。すると、体全体を使ってジャンプするようにあわせ、先ほどまでとは違う力の入った巻き上げ。大物が掛かったようだ。上がってきたのはこの日、船で最大となる1・6キロもある立派な大ダコ。これにはご主人の岳さんもタジタジだ。当方も、1キロまで届かないが、そこそこサイズをぼちぼち追加して行った。
 途中の潮止まりではアタリが少なくなったが、再び潮が流れ出すと同時に次々とロッドが曲がって、再び船上は活気いっぱい。その間も三村夫妻は良型を次々と釣り上げて、最終的に明子さんが11匹で総重量9・4キロと堂々のサオ頭に。岳さんも10匹と、夫婦で笑顔が絶えなかった。
 この辺りのタコは明石ダコとして人気がある。船頭曰く「まだまだ7月いっぱいは楽しめそう」。今年は7月2日が半夏生だが、熱いタコ釣りの夏はまだまだ続きそうだ。
 問い合わせは仙正丸=神戸市須磨区須磨浦通5の6の5、電話090(8651)4536。

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