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【大阪産業大 サイクリング部】一般入学から本気の競技志向 元ラガーマンも競技のとりこ

[ 2024年2月6日 07:00 ]

レースで疾走する端
Photo By スポニチ

 サイクリング部という名称からレクリエーション的な活動もしている印象を受けるが、現在の部員は本気の競技志向で入部してきているという。

 河内博行監督(50)は「一時期、その当時のキャプテンの考えもあり、自転車競技部という名称に変えようかという話もあったのですが、現状はサイクリング部のままになっています」と説明する。大学スポーツとしての目標はインカレでの優勝だが、その競技はロードかトラックに限られている。

 大阪産業大のトップクラスの選手は、シクロクロスとMTBをメインにしているためインカレで成績を残すことは今後の活動次第となりそうだ。サイクリング部にはセレクションがなく、一般入学の学生が入部する形となる。ただ、オフロード競技で実績を持つ選手はインカレの強豪大学ではない大学に入学するケースもある。

 《高校までラグビー部の端は自転車に魅了されて》
 端祭季(はし・さいき、2年=デザイン工学部)は、大学入学とともにサイクリング部に入部した。八幡工時代はラグビー部(ポジションはWTB)だったが、2年生の冬に腰椎の疲労骨折が判明。痛みと闘いながらも3年生で部活動を引退するまで全うしたものの、大学でラグビーを続けることは危険なこともあり断念した。

 高校時代1時間半から2時間かけてロードバイクで自転車通学を経験、知り合いの自転車販売店の勧めでシクロクロスのレースに出場し「高校3年の時に初めて出た大会で2位でした。最初は部活は(入らなくて)いいかなと思っていたのですが、サイクリング部があるのを知って入部しようかなとなりました」と本格的に取り組むようになった。

 朝5時45分から8時までトレーニングし、授業とアルバイトの毎日。シクロクロス用の競技自転車は、通常で50万円ほどでメンテナンスに費用もかかるためアルバイトは欠かせない。それでも「選手でいられるうちは競技を続けていきたいですね」と、自転車に魅了された大学生活を送っている。 

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