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大経大サッカー部

[ 2019年3月5日 05:30 ]

大経大イレブンが作った「DK」の人文字
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 【最高でインカレ出場 最低でも1部残留】

 最低でも「残留」最高で「インカレ出場」。2年ぶりに関西学生リーグ1部に昇格した大経大サッカー部は新チームとして4月6日開幕のリーグ戦へスタートを切った。昨年からレギュラーとして活躍するMF川崎一輝(経済学部4年)、MF西田隼弥(同)らを中心に1部残留、全日本大学選手権(インカレ)出場を目指してトレーニングを積んでいる。

 明確な目標へ向け、誰もがボールを追いかける。最低でも「残留」最高で「インカレ出場」。2年ぶりに関西学生リーグ1部に昇格した大経大サッカー部の統一された目標だ。

 2017年に24年ぶりに1部に昇格したものの、1年で2部に降格した。「2部に落ちて初めて追われる側になった。1年で1部に戻らないといけない。そういうサッカーをしないといけないと硬くなっていた」と今年からコーチから監督に就任した中田雄一朗氏は昨季を振り返る。前期は勝ち点を取りながらも3位。後期に入り、調子が出て、第10節の大産大戦は0―2から3点を奪い、逆転勝利。1試合を残して1年での1部復帰を決めた。その勢いのままに最終節では「ほとんど勝った記憶がない」(中田監督)という大教大に2―0で勝ち「本当にうれしかった」と勝利の美酒に酔ったという。だからこそ「去年のメンバーが残してくれたもので、今年は勝負の年になる」と気持ちを引き締める。

 新チームでキーポイントになるのはMF川崎とMF西田だ。川崎はG大阪門真、東海大仰星高から進学。昨年から左サイドでプレーする。「ケガなどもあった」と17試合で5得点4アシストだった。「1部では当たりが強いので、1対1で負けずにやりたい」と1メートル73、68キロの体を鍛え、より体幹を強くすることが目標だ。「途中でプレーの質が落ちるので落ちないようにしたい。ドリブルでもボールを取られないようにしたい」と開幕までに課題を着実にこなしていく。

 川崎とともにチームの柱になる西田は岡山・作陽高から進学。昨季は守備的なボランチとして活躍した。「2年で1部の試合に出て、自分たちが悪くて2部に落ちた思いがある。“1部の悔しさは1部でしか返せない”ということを監督からも言われている。だから今年は頑張らないといけない」と強気に話した。開幕へ向けて「90分間攻守でハードワークをすることでは負けたくない」と現在は川崎と同じように体力強化に重点を置いている。ともに「将来はプロに行きたい」と1部での活躍が大事になることは理解している。

 4月6日開幕のリーグ戦へチームはスタートした。中田監督は「カメレオンのようにいろいろ相手によって変えたい。相手より少しでも上回ればいい」と全員攻撃、全員守備で臨む。最高のインカレ出場への条件はリーグ戦4位以内に入れば、全日本大学選手権出場権を得られる。

 前身の浪華高等商業学校時代の1934年にサッカー部は創設。今年で85周年を迎える。掲げた目標へ。士気を高めていく。

 ≪久木元新主将気合「4年分の思いを出して」≫新主将にはDF久木元大海(経済学部4年)が選ばれた。2年までCチームで、昨年はベンチ入りを果たし、今季はレギュラーで主将にもなった。「昨年はうまい選手が多かったが、今年は真面目にサッカーに取り組む貪欲さがある」と自らも先頭に立って練習をこなしている。1メートル81の身長を生かし、センターバックでの活躍を狙う。「4年分の思いを出してやりたい」と空中戦と守備のリスク管理を念頭に置いて戦いたいという。残留、そしてインカレ出場と大きな目標を目指しピッチに立つ。

 【マドンナ図鑑 マネジャー 芝野倫子さん、上田珠生さん】

 1部に昇格し、目標を掲げて選手たちをサポートするのは芝野倫子、上田珠生(ともに経済学部3年)らマネジャーだ。芝野さんは京都・向陽高ではバレー部で「大学では他の部活も体験してみようと思った」とサッカー部を見学し「雰囲気が良かった」と入部を決めた。上田さんは高校時代は陸上部のマネジャー。「同じゼミにサッカー部の人がいて、体験してみたらサッカーもいいかなと思った」とサッカー部を選択した。「練習は楽しいし、やりがいがある」と芝野さんが言えば、上田さんも「自分が選手だったらやってもらったら助かるなと思うことを心がけている」と選手ファーストと話す。2人が入部した時は1部だったが先輩がいてベンチ入りができなかった。「ベンチから活躍する選手を見れて緊張もあるが、わくわくします」と声をそろえて声援を送る。

 【魅惑の学食 紅茶との相性抜群「はてにゃん。パンケーキ」】

 学内にある「HUB CAFE(ハブ・カフェ)」の1番人気が、大学の広報キャラクター「はてにゃん。」が描かれた「はてにゃん。パンケーキ」(250円)。一枚ずつ丁寧に手作りされたパンケーキは紅茶との相性抜群でおやつの“もぐもぐタイム”に最適。紅茶は西宮市に本店がある有名店「ムレスナティーハウス」の茶葉を使用。ホットティー1杯240円、アイスティーは180円でおかわり自由。一般利用も可能。4月7日まで春休み期間中のため休業。

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