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【関大北陽 ラグビー部】初出場する全国高校ラグビーで8強へトライ!!

[ 2023年12月12日 05:30 ]

花園初出場の関大北陽ラグビー部(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 第103回全国高校ラグビー大会は27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。初出場でBシードに選出された関大北陽(大阪第1)は初戦となる30日の2回戦で、天理(奈良)―早実(東京第1)の勝者と対戦する。梶村真也監督(42)の下、創部11年目でたどり着いた夢の舞台。全国屈指の激戦区を勝ち抜いた誇りを胸に、目標に掲げるベスト8以上を目指す。 (取材・構成 吉仲 博幸)

 大阪代表の誇りを胸に、部の歴史に輝かしい1ページを記す時が来た。記念すべき初陣は30日。天理―早実の勝者が相手だ。天理は全国優勝6度を誇る古豪で、早実も東京を勝ち抜いた実力校。どちらが勝ち上がってもタフな相手になるのは間違いない。Bシードの尾道、流通経大柏も同居する激戦ブロックだが、掲げる目標は明確だ。No・8永井玲雅主将(3年)は言葉に力を込めた。

 「初出場なので、失うものは何もありません。チャレンジする気持ちを持ってやっていきたい。シード校に恥じないよう、ベスト8以上を目指したい」  冬の花園は直近10大会で大阪勢が5度優勝。全国屈指の激戦区にあって、創部11年目の関大北陽が決勝6度目のチャレンジでついに風穴をあけた。大阪から花園初出場校が誕生したのは03年度の大阪朝鮮高以来、実に20大会ぶりだ。大阪第1地区決勝ではFWの堅い防御を軸にバックスがワイドにボールを散らし、大産大付を41―7で撃破。夢舞台への切符をもぎ取った。

 指揮を執る梶村真也監督は東海大仰星(現東海大大阪仰星)の出身。1999年度の花園大会はNo・8として仰星の初優勝に貢献した一人だ。主将を務めた東海大を経てヤマハ発動機(現リーグワン静岡)で7年間プレー。卓越した技術と情熱で部の力を引き上げてきた。「ラグビーは性格がよく出るスポーツです。ただうまくなればいいというわけではありません。人間性の部分も学んでくれたら」。礼儀やあいさつに厳しく、心の部分も鍛えてきた。

 ラグビー部の今季スローガンは『結(ゆい)』。部員で話し合って決めた言葉だという。永井主将は「みんなで結束して勝ちに結びつける。そういう思いです」と説明した。CTB白石空(3年)が高校日本代表候補に選出されたとはいえ、飛び抜けた選手は一人もいない。永井は「ディフェンスで我慢できる選手が多い。すごい選手はいません。全員で守り、全員で攻める」と初戦へのイメージを膨らませた。

 ファーストジャージーは白色が基調。関大カラーの紫紺のラインが入ったシンプルで洗練されたデザインは緑の芝生に美しく映える。攻撃のキーマンでバックスを束ねるSO羽根田陸(3年)は「大阪から出場する以上、必ずベスト8は超えないといけないと思っています」と部の総意を代弁した。冬の花園大会初勝利、その先につながる8強へ――。胸を張って聖地へ乗り込む。

 ◇梶村 真也(かじむら・しんや)1981年(昭56)5月16日生まれ、大阪府摂津市出身の42歳。東海大仰星(現東海大大阪仰星)では99年度の花園大会で初優勝。東海大では主将も務めた。卒業後はヤマハ発動機(現リーグワン静岡)で7年間プレー。No・8、フランカーで活躍した。10年シーズンで現役引退。11年春から東大阪市立長栄中で教員生活を始める。12年から関大北陽に赴任。体育科教諭、中学生徒指導主任。

 《陸上部&バスケ部も全国大会へ》ことしの冬は“関大北陽旋風”が吹き荒れそうだ。ラグビー部だけでなく、バスケットボール部や陸上部も全国大会へ駒を進めた。バスケ部の男子は全国高校選手権(23~29日・東京体育館ほか)に、陸上部の男子も全国高校駅伝(24日・たけびしスタジアム京都発着)への出場を決めている。野球部は春夏の甲子園大会に計14度出場。サッカー部は1973年度の全国高校選手権で優勝するなど部活動が盛んだ。

 ▽関西大学北陽高等学校 1925年に北陽商業学校として発足。49年に北陽高等学校と改称、普通科と商業科設置。2008年に関西大学の併設校となり、校名を関西大学北陽高等学校に変更。同時に男子校から男女共学に移行した。10年に関西大学北陽中学校が開校。ラグビー部は13年創部。現在部員は74人。おもなOBは、プロ野球の阪神・岡田彰布監督、前田日明(元格闘家)、松井繁(ボートレーサー)、月亭八光(落語家)、芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹、お見送り芸人しんいち(お笑い芸人)ら。

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