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2年・比嘉里緒菜&1年・坂下一葉の下級生コンビが大活躍で全国制覇に貢献

[ 2023年2月7日 05:30 ]

大院大ゴルフ部・比嘉里緒菜(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 全国優勝に大きく貢献したのは、2年・比嘉里緒菜、1年・坂下一葉の下級生コンビだった。

 初日、チーム最少の70をマークした坂下は「私自身は、そんなにいいプレーはできなくて。1日目にアンダーが出たのですが、もっといいスコアを出せたと思います」と、満足できるラウンドではなかった。それでも、2日目は74、最終日に72と安定したスコアをマークした。

 2日目は、比嘉が4アンダーの68。初日72、最終日71の3日間合計211ストロークとチームでトップスコアを叩き出した。「3日間の大会で初めて3日間ともにパー以下で回れたのでチームにも貢献できたし、とても良かったです。すごく調子がいいというのではなかったのですが、うまくいかなくても楽しんでやろうという軽い気持ちでいきました」と、リラックスできたことが好結果につながったようだ。

 坂下は、昨季JLPGAツアーのルーキーイヤーに2勝を挙げた川崎春花と大院大高時代の同級生。昨年9月の日本女子プロゴルフ選手権でのツアー初優勝を大会史上最年少で飾った川崎を高校ゴルフ部仲間とともにグループLINEを送って祝福した。川崎の存在は、刺激とともに「一緒にプレーしていろいろ勉強することも多かった」というお手本でもあった。

 今春から上級生になる比嘉、大学での競技2年目を迎える坂下が全国優勝で得た自信を今年の成長にどうつなげていくかが楽しみだ。

《神谷前主将優勝報告》
 ○…女子チームの常陸宮妃杯制覇と高校ゴルフ部出身で昨年の日本女子アマチュア選手権で優勝した寺岡沙弥香、JLPGAツアーで日本女子プロゴルフ選手権、マスターズGCレディースと2勝した川崎春花を祝う優勝祝賀会が今月1日、大阪市の帝国ホテル大阪で行われた。チームを代表して優勝の報告をした神谷前主将は「皆さまの温かい応援のおかげで優勝することができました。これからは男女ダブル優勝を目指して頑張ってほしい」と後輩たちにエールも送った。

 ▼庄内理湖主将 常陸宮妃杯は、3日間スコアを伸ばすつもりで臨んだのですが、伸ばすというよりは耐えるゴルフになったと思います。ボギー打ったり、バーディー取ったりを繰り返したり、そんなに安心してプレーできる感じではなかったです。
 ▼唐木田妃菜 常陸宮妃杯で個人ではあまり納得いくプレーができなくて、チームに貢献できなかったです。でも、みんなと緊張せず楽しくリラックスして大会に臨めたと思います。最終日は(2位以下と差があったので)気楽に回れば勝てると思ったので、変に緊張せずプレーできました。

 ▽大阪学院大ゴルフ部 1967年(昭42)創部。92年(平4)に女子チームが関西学生連盟に加盟、95年(平7)には女子チームが初ハワイ遠征を行った。2002年(平14)に関西学生女子春季1部校学校対抗戦で初優勝を果たし、秋季も優勝。12年(平24)、信夫杯争奪日本女子大学ゴルフ対抗戦3位。13年(平25)、全国女子大学ゴルフ対抗戦で準優勝。木下稜介、亀代順哉がプロツアーで活躍。今春卒業の平田憲聖は昨年、大学生ツアープロゴルファーとしてレギュラーツアーに参戦した。

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