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【関大北陽 ラグビー部】強豪ぞろいの大阪から花園初出場 田中校長が創部に尽力 中学と連携

[ 2023年12月12日 05:30 ]

関大北陽の田中校長(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 ラグビー部の創部に尽力したのが中学校と高校で校長を務める関大OBの田中敦夫さん(62)だ。前身の北陽高が2008年に関大の併設校となり、さらに2年後の10年には中学校も新設された。08年まで東海大仰星中学の教頭で、高校のラグビー部のコーチを務めていた田中氏は09年に関大北陽中の開設準備室長として招かれ、10年に関大北陽中の教頭に就任。同時にラグビー部を創部した。

 「“大阪の地で、新しくラグビーの強い学校を目指す”というところからのスタートでした」と田中校長。中学校の1期生が内部進学するタイミングだった13年には高校でもラグビー部を創部し、礎を築いた。

 創部11年目での快挙は、着実な取り組みと強化が実を結んだ証だろう。ここまでの道のりに、田中校長は「あっという間でした」と振り返り、「高いハードルでしたが、選手とスタッフが力を合わせて乗り越えてくれた。大阪代表としての責任を果たすべく、ベスト8を目指してチャレンジしてほしい」とさらなる飛躍を願った。

 《中学からの6年指導が結実》創部11年目の快挙にあって、関大北陽中ラグビー部の存在も見逃せない。大阪第1地区決勝・大産大付戦の先発メンバー15人中、関大北陽中の出身者はSO羽根田ら7人を数えた。2019年から中学のラグビー部を率いる宮脇弘宗監督(47)も仰星の出身で、「努力を重ねられるのが今の高校3年生」と教え子の活躍を喜ぶ。中学に加えて高校の練習にも付き合い、強化に努めてきた。No・8永井主将は「宮脇先生に朝練習でタックルを教えてもらい、そこに他の部員もやって来てタックル練習したことが(成果として)大きい」と感謝した。

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