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目指せ大阪No・1 大院大高男子バスケ部新チーム始動 心技体磨いて全国の舞台へ

[ 2021年11月2日 05:30 ]

<大院大高・バスケ部>ガッツポーズで意気込む大院大高・バスケ部の選手達(撮影・後藤 大輝)
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 目指せ大阪No・1! 大阪学院大高(大阪府吹田市)男子バスケットボール部の新チームが始動し、日々の練習で汗を流している。10月の大阪高校バスケットボール選手権大会では3位に終わり、ウインターカップ出場を逃した。インターハイを含め4年連続で全国大会の舞台に立てなかっただけに、来年度の巻き返しに向け心技体の向上に磨きをかける。

 体育館にバスケットボールシューズが奏でるキュキュッという音が響く。2チームに分かれた対戦形式の練習は、3対3から4対4へと人数を増やしながら行われていた。

 「今年のチームは大阪で一番になれると思っていました。結果は紙一重。本当にちょっとした気持ちの部分だと思います。足りなかったのは経験値です」

 チームを率いる高橋渉監督(54)は、この1年の戦いぶりを振り返った。

 ウインターカップ出場をかけた大阪高校選手権は、準決勝で阪南大高に敗れた。夏のインターハイ出場も逃しており、これで両大会に出場した17年以来、4年連続で全国の舞台から遠ざかっている。

 それでも、大阪から全国へ打って出る挑戦は続く。大阪高校選手権3位決定戦の翌10月18日から新チームがスタートを切った。

 高橋監督は「今年は1メートル98の選手がキーマンでしたが、新チームには(そこまで)高身長な選手はいません。だから機動力でかき回すチームづくりにしたい」と、スピードを生かしシュート回数を増やすことで得点力を上げるスタイルに変貌させる。

 新主将の森下航成(2年)は「チームを引っ張っていけて、積極的に得点もとれるキャプテンになりたいです」と話し、「目標は大阪1位です」と力強く宣言。今年の主将だった安達陸斗(3年)は「次の代は身長はあまり高くないんですけど、ガッツがあるので、そこで戦って大阪で優勝してほしいなと思っています」と後輩にエールを送った。

 練習する体育館は男女のバレーボール部、女子バスケットボール部と共用しているものの、充実した環境の中で各クラブ同士が刺激し合い頂点を目指し日々バスケットボールに向き合っている。

 ▽大阪学院大学高校 1959年開校。63年に現在の校名に改称。20年4月、大学の横の岸部南に校舎を移転。大学施設も活用しながらワンキャンパスで高大が連携している。サッカー部や硬式野球部、ゴルフ部など全国レベルのクラブが多数ある。旧校舎の敷地は総合スポーツフィールド構想を掲げており、課外活動のさらなる活性化が期待されている。

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