19歳市川團子が猿之助代役で熱演 役者の価値上げる「大役の代役」 過去には宮沢りえ、川口春奈…

[ 2023年5月21日 13:23 ]

東京・明治座の昼の部公演「不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―」に出演した市川團子(C)松竹
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 【スポニチアネックス座談会】 歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が18日に自宅で意識がもうろうとした状態で発見され、両親が死亡するというニュースで日本列島は衝撃に包まれました。本業の歌舞伎以外にも、ドラマや映画をはじめ、仕事に引っ張りだこだった猿之助。座長だった東京・明治座の舞台「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」は代役を立てて続行。昼の部は、いとこで俳優の香川照之こと市川中車(57)の長男、市川團子(19)が準備期間わずか1日で20日の舞台に上がり、約10分のスタンディングオベーションを送られました。28日の千秋楽まで主演を務め上げます。いつもの覆面メンバーがこの舞台の裏側に迫ります。

 ワイドショーデスク「市川團子の舞台、見事だった」

 リポーター「準備が1日だけなんて信じられない、堂々とした姿だった。もともと歌唱と歌舞伎が融合した舞台なんだけど、歌声、立ち回りともに引き込まれるような迫力があって、会場は文字通り割れんばかりの拍手。クライマックスの宙乗りも見事で客席からはすすり泣く声がいろんなところから漏れてきた」

 本紙デスク「もともと祖父の市川猿翁(83、当時三代目猿之助)が1979年に初演した演目。團子は猿翁の長男市川中車(香川照之)の1人息子ということもあって、関係者によると舞台裏は『猿之助が倒れたことで緊急会議が開かれて、猿翁さんの血を引く團子さんに代役を務めてもらうことになった』ということだそうだ」

 週刊誌記者「もともとルックスもいいし、舞踊もうまくて、華があるといわれてきた團子だけど、この代役でさらに、澤瀉屋を背負っていくのに十分な才能と存在感を見せてくれたよね」

 リポーター「有望な19歳が澤瀉屋の危機に出てきてくれた。こういう時に力を発揮できる人は現場の信用、信頼も得るだろうし、世間にもすごい人として覚えられていくよね」

 本紙デスク「過去には、天海祐希が軽度の心筋梗塞で舞台を降板した時、宮沢りえがわずか2日の稽古で代役を見事に務めて話題になった。大河ドラマで川口春奈が沢尻エリカの代わりを急きょ務めて女優としての力量を見せたことも記憶に新しいよね。代役での成功は役者の価値を上げるといえる」

 ワイドデスク「團子はものすごい重圧の中で戦っているだろうけど、28日の千秋楽まで無事に駆け抜けてほしい。若いだけに経験を踏むことでもっと実力を付けていくんだろうね。将来が楽しみだ」

 リポーター「どんな役者さんになるのかな。見守っていきたいね」

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