松竹　市川猿之助に関して改めてコメント発表　事件の報道に「大変心を痛めております」

市川猿之助
Photo By スポニチ

　松竹は21日、18日に意識がもうろうとした状態で都内の自宅で発見され、救急搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助（47）について改めてコメントを発表した。

　「市川猿之助に関しまして」として公式サイトでコメントを発表。「市川猿之助に関しましては、引き続き、お客様をはじめ、関係者の皆さまに多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしておりますことを改めて深くお詫び申し上げます」と騒動をまず謝罪した。

　そのうえで「先日来、一連の事象に関する様々な報道がされておりますが、今なお、当局等による対応が続いており、弊社としましてはその対応を見守りつつ、慎重に各方面からの情報把握に努めているところでございます」と現状を説明。「警察や病院の発表に基づく報道によりこれまでに判明しましたことにつきましては大変心を痛めておりますが、事態の解明が途上の中でのコメントや弊社対応の経緯に関するご説明等は差し控えさせていただきたく存じます」と記した。

　「弊社より新たに申し上げられることは現時点ではございません」としつつも「来月以降の公演の見通しなど今後のことも含めまして、皆さまにご説明をさせていただける状況になりましたら、改めてお知らせいたしますので、ご理解を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます」と呼びかけ。「なお、個人のプライバシーに関するご質問やご照会にはご回答いたしかねますので何卒ご了承ください」と理解を求めた。

　18日午前10時15分ごろ、猿之助のマネジャーが、猿之助と両親がともに都内の自宅で倒れているのを発見し、119番。猿之助は半地下の自室で意識がもうろうとした状態で見つかった。父で歌舞伎俳優の市川段四郎さん（76）と母の喜熨斗（きのし）延子さん（75）は死亡した。

　捜査関係者によると、猿之助は警察に「前日に死んで生まれ変わろうと家族で話した。両親は睡眠薬を飲んだ」という趣旨の説明をしたといい、警視庁は今後猿之助の回復を待って事情を聴き、両親が死亡したいきさつなどを詳しく調べている。