市川猿之助 「家族会議」発言は意識もうろう状態 警視庁は慎重に裏付けを進める 捜査一課が捜査

[ 2023年5月21日 16:40 ]

<市川猿之助現場検証>市川猿之助の自宅から押収品を運び出す捜査員たち
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 意識がもうろうとした状態で都内の自宅で発見され、救急搬送された歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が警察に状況を説明した際、意識レベルが低かったことが21日、分かった。

 猿之助は搬送された18日に病院で「家族会議をした。前日(17日)に家族で死んで生まれ変わろうと話し合った。両親が薬を飲んだ」という主旨の話を警察に語った。この時の状況について、捜査関係者は「意識がもうろうとした状態での話だった。慎重に裏付けを進めている」とした。

 18日午前10時15分ごろ、猿之助のマネジャー2人が自宅を訪れた時、返答がなかったため室内を確認。両親と猿之助が倒れているのを見つけて119番した。歌舞伎俳優で父親の市川段四郎さん(76)と母親喜熨斗延子さん(75)は2階リビングの床に並んだ状態で倒れ、首から下に布団がかけられていた。段四郎さんは搬送先の病院で、延子さんは自宅でそれぞれ死亡が確認された。猿之助は半地下にある自室のクローゼット内で見つかり、猿之助が知人にあてた手書きの遺書のような書き置きもあった。

 司法解剖の結果、両親は向精神薬中毒で亡くなった疑いがある。猿之助も何らかの薬物を服用した疑いがあり、発見された時には口の辺りの変色など薬物中毒とみられる形跡があり、搬送先の病院で胃の洗浄を受けた。

 現場検証と家宅捜索では、睡眠導入剤など関連する薬物や容器は確認されていない。

 警視庁は事件性も視野に入れ、殺人事件などを担当する捜査一課が捜査に当たっている。猿之助の回復状況をみながら事情を聴いていく。

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