山田裕貴 元プロ野球選手の父の背中を追い続け苦悩した少年時代「風呂の中で泣いていた」

[ 2023年5月21日 22:54 ]

山田裕貴
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 俳優の山田裕貴(32)が21日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。元プロ野球選手の父・和利さん(57)を追い続けた少年時代を振り返った。

 小3から父に憧れて野球をスタート。「父から野球をやれとは言われていないですけど、格好いいことをやっているなと思っていた」。父と同じプロ野球選手を目指して白球を追った。

 しかし、中学で入部した硬式チームではレギュラーを獲ることはできず。「父を超えたいという思いがあったんですけど、強いチームで補欠でベンチの中にいたんで、オトン、オカンに見られるが嫌で風呂の中で泣いていた」と悔しい日々を送った。

 中学で野球に見切りをつけたが、進学した高校は父の母校でもある愛知・東邦高。「父と同じ高校に行くことでちょっとでも近づいたって思おうとしていたんですかね」と苦笑いを浮かべた。

 高3の時に強豪の野球部は甲子園に出場し、中学時代のチームメートが4番でスタメン出場。応援するためスタンドに行った時、「俺は人生を諦めた人だ。諦めたからここに座っているんだ」と思い、試合前にもかかわらず涙が止まらなくなったという。

 その時、父から言われた「自分で決めたことは最後までやり続けろ」という言葉を思い出し、「ここで俺は一回死んだんだ、父を追っていた人生は一回死んだ。次やるって決めたことは最後までやり続けようと思った」と決意したことが、今の俳優業を続ける上でのモチベーションになっていることを明かした。

 俳優業を選んだ理由は父の影響も大きかった。「父は寡黙で厳しかったので、どこどこに行きたいとかキャッチボールしたいと言えなかった。唯一できる会話が映画かドラマかゲームだった」。そして「父に見てほしかったんですよ。だからドラマや映画の世界に飛び込もうと。テレビに出る回数なら超えられるかなって」と当時を回顧していた。


 

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