小西良太郎さん葬儀・告別式に700人参列 川中美幸「ボスとの出会いは私の誇り」

[ 2023年5月21日 05:30 ]

小西良太郎さんと最後のお別れをする川中美幸(撮影・沢田 明徳)
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 膵(すい)がんのため13日に死去したスポニチOBで音楽プロデューサーの小西良太郎(こにし・りょうたろう)さん(享年86)の葬儀・告別式が20日、東京・築地本願寺で営まれた。弔辞を務めた演歌歌手の川中美幸(67)は「ボスとの出会いは私の芸能生活の誇りです」と別れを惜しんだ。

 「ボス…」と絞り出すような小さな声で語りかけ「今日はお別れを言いません。少しさよならを言いにきました」と涙で声を震わせた。小西さんは、06年に行われた川中の公演の舞台出演をきっかけに70歳で役者デビューし、共演を重ねた。川中は「“自分は新人役者だから”と楽屋には誰よりも早く入り、座長が終わるまでと、私を見送ってくださって、その姿勢はずっと変わりませんでした。頭が下がりました」と明かした。「人を引きつける磁石のような魅力のある方」「陰の座長」と人柄を表現し「本当に心の支えでした」と振り返った。

 同じく弔辞を読んだ日本音楽著作権協会の弦哲也会長(75)は「どうか安らかに。時には空から“お前ら怠けてんじゃねえぞ”と叱ってください」と遺影に呼び掛けた。細川たかし(72)、加藤登紀子(79)、三沢あけみ(77)、徳光和夫(82)ら約700人が参列した。

  ≪棺の中に台本、大好きなお酒≫棺の中には小西さんの出演が決まっていた舞台の台本が収められた。出演することを楽しみにしていたという。ほかにも好きだった焼酎やワインなどを小さいペットボトルに入れたものや夫婦で旅行した時の写真が入れられた。執筆を愛しただけに棺の中の小西さんは胸に抱えるようにペンと原稿用紙を手にしていた。法名は「釋最勝(しゃくさいしょう)」。世間から尊敬されていた人、最も優れた人という意味が込められている。

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2023年5月21日のニュース