綾野剛　デビュー作の初演技で23テイク　NG連発イライラも初めて思った「誰かのために頑張ってみたい」

綾野剛
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　俳優の綾野剛（41）が21日放送のフジテレビ「ボクらの時代」（日曜前7・00）に出演。駆け出し時代を振り返り、撮影現場でイラついたエピソードを披露した。

　岐阜から上京し音楽活動をする中、2003年の「仮面ライダー555」で怪人役でデビュー。ファーストテイクで23テイクとNGを連発した。「“すいません”って思ってたら、もうちょっとまともだったかなって思いますけど、ずっとイラついてました。“なんでだろう”って」と回顧。それでも、当時は芝居への苦手意識は芽生えず「大人がこんなに真剣に向き合ってくれたのは人生で初めてだった。“誰かのためにちゃんと頑張ってみたい”って初めて思いました」と振り返った。

　「悔しくて悔しくて。この人（石田秀範監督）からワンテイクでOK出るまで磨きたいみたいな。だから最終日、本当にワンテイクで終わってしまって。“もう1回お願いします”って初めて自分から」。すると石田監督から「監督がOKって言ったらOKなんだよ」との一言が返ってきたという。綾野は「周りのスタッフさんからは“いい芝居だったっていうことだよ”って言われて。そういうところも、ちゃんと一生懸命向き合いたいと思ったきっかけでした」と、しみじみ語った。