芳根京子　朝ドラ「べっぴんさん」は最後まで役柄との戦い「撮影を止めてしまったことが」

芳根京子
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　女優の芳根京子（26）が、21日放送の日本テレビ系「行列のできる相談所」（日曜後9・00）にゲスト出演し、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の撮影秘話を明かした。

　2016年に放送された同作で、芳根は2261人のオーディション参加者からヒロインの坂東すみれ役を射止めた。「朝ドラのヒロインというプレッシャーのある役をいただいた1年間、大阪で一人暮らししますってなって、ホームシックにもなった」。心身ともに参っていた時期もあったという。

　そんな時に励ましてくれたのが、義兄の野上潔を演じた俳優・高良健吾だった。芳根は「その時、高良さんは“元気？大丈夫？”とか、本当に気に懸けて下さって。義理のお兄ちゃんの役だったんですけど、本当にそういう感じです」と振り返った。

　芳根は、高良の声掛けで企画された食事会で行った大阪の焼肉店を再訪。絶品の肉に舌鼓を打った。収録が終わると、「これは何時までに（店を）出ればいいんですか？」「まだ食べられるんですか？」と質問。収録後も、目の前に用意された肉を食べまくっていた。MCの井上芳雄から「（帰りの）新幹線は大丈夫だったんですか？」と聞かれると、「1時間、遅らせました」と笑って答えた。

　芳根と役柄との戦いは、最後まで続いたという。「終わる直前くらいに、役の気持ちがまったく分からなくなっちゃって、スタジオでボロボロ泣いちゃって、撮影を止めてしまってということがあったんです」。そんなピンチを救ってくれたのも高良だったという。「それでも“芳根ちゃんなら大丈夫だよ”って励ましてくださって、それがほっとして。残り1カ月、撮影頑張るために、みんなでユニバ（ーサルスタジオ・ジャパン）に行こうって。ユニバも高良さんはおごって下さって。本当にお兄ちゃんですね」と感謝した。