猿之助の代役を熱演した市川團子は19歳　歌舞伎界目覚ましい10代ニュースターの活躍

主な10代の歌舞伎俳優
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　香川照之（57）の長男で歌舞伎俳優の市川團子（19）が20日、市川猿之助（47）の代役を務めた。東京・浜町の明治座で上演中の「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の昼の部「不死鳥よ　波濤（はとう）を越えて―平家物語異聞―」に主演し、中1日の準備期間ながらノーミスで大役を全うした。

　人生初の大役となった團子の熱演は、歌舞伎界の明るい未来を予感させる舞台となった。

　12年に中村勘三郎さんが死去してから、先代の市川團十郎さん、坂東三津五郎さん、最近では中村吉右衛門さんら集客のできる看板役者が相次いで亡くなった。

　その一方、市川新之助（10）や今月に初舞台を踏んだ尾上眞秀（10）ら最近は10代のニュースターたちの活躍が目覚ましい。市川染五郎（18）とともに人気を集める團子の飛躍は、歌舞伎界にとっても追い風になりそうだ。