「どうする家康」阿部寛が語る最強信玄の最期「気負うことなく」勝頼・眞栄田郷敦を絶賛「武田の精神」憑依

[ 2023年5月21日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第19話。最期の時を迎える武田信玄(阿部寛)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は21日、第19話が放送され、戦国最強のレジェンド・武田信玄が最期の時を迎えた。2009年「天地人」以来14年ぶりの大河出演を果たし、圧倒的な存在感を示してきた俳優の阿部寛(58)は「道半ばにして倒れますが、やれるところまでやり切った圧倒的な生き様を、気負うことなく表現したいと思い、やらせていただきました」とラストシーンを振り返った。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第19話は「お手付きしてどうする!」。「三方ヶ原の戦い」に圧勝した武田軍だったが、上洛の途中、急きょ甲斐へ引き返した。元亀4年(1573年)4月12日、信州駒場。病に倒れた武田信玄(阿部寛)は息子・武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)に「今日は気分がいい。わしはすっかりよくなり、織田信長との決戦に備えている、そう言い続けよ。3年の間、我が死を秘するべし。(咳込み)ここまでか…」「わしの真似をするな。そなたの世をつくれ。そなたの技量は、このわしを遥かにしのぐ」「このわしが言うんじゃ、信じよ。そなたは、わしのすべてを注ぎ込んだ至高の逸材じゃ。黄泉にて、見守る…」――。

 阿部は勝頼役・眞栄田郷敦と初共演。同局を通じて「彼はすごく気持ちの良い人です。お父さん(千葉真一さん)ともお仕事でご一緒したことがあるので、そういう意味でも今回、父親役ができることはうれしく思っていました。勝頼は信玄亡き後も、その遺志を継いでいくわけですが、それが彼の芝居からもにじみ出ていましたし、台詞のキレも良いです。それはお芝居というよりも、眞栄田さん自身が持っている本質的なものだと思います。真っすぐで潔く、武田の精神が乗り移っているかのような方だなと思いました」と絶賛した。

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