道端ジェシカ容疑者、起訴に“共同所持”の壁 フジ解説委員が予測「共同所持ってちょっとクセ者」

[ 2023年3月21日 19:12 ]

道端ジェシカ容疑者(2017年3月撮影)
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 フジテレビの平松秀敏解説委員が21日、同局系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、麻薬特例法違反の疑いで、モデルの道端ジェシカ容疑者(38)が現行犯逮捕された事件について今後、予測される展開を解説した。

 道端容疑者の逮捕容疑は、東京都内のホテルの部屋で合成麻薬MDMAを所持した疑い。道端容疑者は交際相手の男と2人で一緒に所持していた「共同所持」が疑われている。平松解説委員は、この共同所持に着目し、「共同所持ってちょっとクセ者で、逮捕はされても起訴されないことが時々ある」と指摘した。

 MDMAは感覚が敏感になり、幻覚を引き起こす作用があるが、一歩間違えば死の危険性がある薬物。カップルでの使用が多いという。平松解説委員は「重要になってくるのが尿検査の結果なんですが、まだ尿鑑定の結果が明らかになっていない。陽性だったらほぼ間違いなく起訴されるでしょう。ただ、陰性だった場合は共同所持の立件は難しいかもしれない」と解説した。

 MDMAの送り先は、交際相手の男宛てのホテルの部屋になっていたとされる。道端容疑者は「知らない」と容疑を否認しており、平松解説委員は「自宅に届けられていたら、共同所持に問われる可能性はあると思うんですが、届けられたのが滞在先のホテルとなると、しかも道端容疑者が否認しているとなれば、共同所持の立件が困難になるかもしれない」とコメント。さらに「入ってきた情報を総合すると、全部(の情報)が入ってきているわけじゃないですけど、起訴は難しいんじゃないかなって感想を抱いている」とも話した。

 今後の捜査のキーポイントとしては、交際相手の供述と、道端容疑者が密輸に関与した証拠が出るかどうかだという。平松解説委員は「共同所持の壁をどう切り崩していくのが、捜査の焦点になっていくだろう」と分析した。

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