榊原郁恵 夫・渡辺徹さんのVTR「ラッキーな人生」に涙 渡辺さん他界後の義父の言葉にも感謝

[ 2023年3月21日 18:07 ]

榊原郁恵
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 歌手の榊原郁恵(63)が21日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。昨年11月に敗血症のため急逝した俳優の渡辺徹さん(享年61)の出演VTRを見て、涙を流す一幕があった。

 番組では1990年に渡辺さんが出演した際のVTRを放送。渡辺さんは自身の父から「向こうに尽くして尽くして尽くして。俺たちは、息子であるお前にお嫁さんをいただけたっていうことだけで、そこでもう満足だからそれでもう何も言わない。俺たちに子供はいなかったんだぐらいに思うから、向こうのお母さんが自分の親だと思って尽くせ。お前が向こうのお母さんに尽くしまくってそれでバランスがちょうどよく取れるぐらいだぞ」と言われたと明かした。

 さらに「うちの女房にその話をしたら、じゃあ分かったと。じゃあたしは俺のお父さんお母さんに尽くして尽くして尽くしまくると。それでバランスがちょうどいいんじゃないっていうことをね。それをなかなか実践してますんでね」と榊原の言葉を明かし、「そういう意味ではラッキーな人生だなと思いますけどね」と続けた。

 VTRを見た榊原は「すみません」と話して思わず涙。「いやでも本当に渡辺が思いがけず息を引き取った後、お義父さんに、おじいちゃんになんて言おうかなあって。突然のことですしねえ」と回顧した。

 「でおじいちゃん今は施設の方に入ってくれてるんですけど、とにかく大事な息子さんだし、あたしも嫁として、お義父さんにだけは荼毘(だび)に付す前にちゃんと会わせてあげたいと思って。東京じゃないので、離れているので、とにかく渡辺の体をお義父さんに会わせたい、会わせたいって思っていたんですけど、どうしようかなあって」と思ったが、義父からは「もう徹も疲れてるから、いいんだよ郁恵ちゃん、俺はもう徹といつも手を合わせて、会えるし、とにかく徹を休ませてやってくれよ。お墓に早く入れて休ませてやってくれよ」と言われたとした。

 「じゃあ分かったお義父さん、じゃあこちらでちゃんとお葬式はさせてもらいますからねって言って。それでこちら東京で、家族葬っていう形で、あたしたち家族で身の丈にあった、本当はいろんな先輩方にお世話になってるし、可愛がってもらってるし、渡辺は本当にいろんな人に愛されてるというか、愛してたし、いろんな人に会ってもらいたかったんですけど、あたしたちが手いっぱいになっちゃってて」と榊原。「なので、じゃあ家族で、とにかく見送ろうねっていうことで、おじいちゃんにそういうふうに言っていただいたので、家族そうさせていただいたんですけど」と再び涙を流しながら説明した。

 「改めて今の話じゃないですけど、やっぱりその人の人物って、お父さんお母さんがどういうふうに育ててきたんだろうって。どういうふうに言葉をかけてきたんだろうって、そういうのが感じられて。渡辺家のお父さん、お母さんって凄い立派だったなあって」としみじみと語ると、「私もこれから渡辺家として、まだおじいちゃん施設で元気にいてくださいますけど、おじいちゃんも一緒に。榊原の母も同居していますけど、まだ子供たち2人いますけど、頑張っていかなかきゃいけないなあってつくづく思いました」と前を向いた。

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