「どうする家康」いつ帰参?松山ケンイチ11年ぶり大河で存在感!CP託した本多正信役 異例描写のワケ
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嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月5日、第9回が放送され、一向宗側に寝返った松平家康の家臣・本多正信は三河追放となった。“イカサマ師”正信役を好演し、ドラマ序盤を牽引した俳優の松山ケンイチ(38)が圧倒的な存在感。制作統括の磯智明チーフ・プロデューサー(CP)に松山の起用理由や魅力、脚本・古沢良太氏(49)の作劇の妙を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
第9回は「守るべきもの」。松平家康(松本潤)は三河一向一揆を鎮圧。一向宗側の軍師だった本多正信(松山ケンイチ)を三河から追放した。
弁明しない理由を問われると、正信は「過ちを犯したのは、殿だから。殿は、阿弥陀仏にすがる者たちの心をご存じない」「仏にすがるのは、現世が苦しからじゃ。生きているのがつらいからじゃ。殿が、おまえが、民を楽にしてやれるのなら、誰も仏にすがらずに済むんじゃ」「この大たわけが!悔いなければならぬのは、殿でござる」などと訴え。“裏切り”の理由が明かされた。
正信の過去も描かれた。8年前、正信(弥八郎)は大久保忠世(小手伸也)と敢えて盗賊に悪さを促し、尾行して一網打尽に。そこで遊び女になっていた幼なじみ・お玉(井頭愛海)と再会。体の具合がよくないお玉を寺内町に連れ戻したが、お玉は阿弥陀仏にすがりながら息を引き取った。
“守るべきもの”は民と家臣だった。家康は「とうに悔いておる」「だが、この国を立て直さねばならぬ。そのために、過ちをすべて引き受け、わしは前へ進む」と涙の決意。正信は切腹や打ち首も辞さないが、家康は「本多正信、この三河から追放とする。二度と戻ってくること相ならぬ」の処分に留めた。
本證寺の住職・空誓(市川右團次)と和睦したものの、家康は寺を元通りにする気はない。悩む家康に、正信は「寺があった場所は元の元は野っ原なり。元の野っ原に戻~す、でいかがかな」。“最後の悪知恵”を授けた。
過去の歴史ドラマにも数多く登場した本多正信だが、今作のようにキャラクターを掘り下げるのは珍しい。
磯CPは「家康の天下獲りにおいて最重要人物の一人なんですけど、それほど記録も残っていない謎の人物。ドラマだと、常に家康の横にいて悪知恵を企む汚れ役のようなポジションが多いですよね。ただ、正信に一体どういう過去があって、そういう人物になったのかは、ほとんど説明されていません。今回は家康と正信の関係性をストーリー全体の中心軸の一つにしたかったので、どうしても正信をフィーチャーしてほしいと古沢さんにお願いしました」と狙いを説明。
お玉との哀しき過去を絡め“裏切り”の理由を紡ぎ、正信の人物像を創り上げた古沢氏の巧みな作劇に「正信の人生をここまで克明に描いたのは、初めてじゃないでしょうか。非常に驚きましたし、感激しました。人を食ったような初登場(第5回『瀬名奪還作戦』)から、実は気骨あふれ、民衆に寄り添うという信念の下で家康を追い詰めていく設定と展開は見事、流石としか言いようがありません。古沢さんのイマジネーションならではだと思います」と絶賛した。
“松山正信”は一時退場。SNS上にはロスの声も相次いだ。いずれ家康の天下獲りに不可欠な男になるが、帰参のタイミングは諸説あり、今作において「どこで戻るのかは是非、楽しみにしていただければと思います。正信をここまで描くからには、やはり魅力的な方をキャスティングしないと」と主演した2012年「平清盛」以来11年ぶりの大河凱旋となる松山に託した。
「あるシーンを撮影する時、通常は何度かリハーサルを重ね、芝居を固めてから本番に臨むのですが、松山さんは本番に向けて毎回、微妙に芝居を変えるそうです。多くの共演者がそう証言していました。本番になってもリハーサル通り芝居をするとは限らず、共演者にとっては松山さんの芝居が読めない、気が抜けないそうです。松本さんも松山さんとの芝居は毎回新鮮で、一緒にやっていてとても楽しいと印象を語っていました。ある方は松山さんとの芝居はセッションをしているようで、ライブ感覚でワクワクすると。先の読めない飄々とした芝居の感じが、正信役にとても合っていますよね。『平清盛』は主役ということもあり、気が張った芝居を求められることが多かったですが、今回はリラックスして大河の現場を楽しんでほしいと思います」
「三方ヶ原の戦い」「伊賀越え」と並び、家康3大危機とされる「三河一向一揆」。第7回から3話かけ、丹念に積み上げた。
初回(1月8日)の大高城への兵糧入れからラストへの緊迫感などに続き、今回もシナリオハンティング(シナハン、脚本作りのための取材)が生きた。古沢氏とスタッフは21年5月から約半年、家康ゆかりの地を訪問。ほぼ全部を網羅した。
第8回の「どうする家康ツアーズ」(2月26日)でも紹介されたが、本證寺(安城市)は城のように堀に囲まれた“要塞”。堀の内側には寺内町が形成され、一向宗の門徒たちが暮らした。外堀跡が今も残り、堀の中からは火縄銃の弾丸も出土。磯CPは「寺内町のスケールを肌で感じて、民衆は相当な力を持ち、鉄砲を用いた戦が繰り広げられたと知り、家康にとって絶体絶命の大ピンチだったことが分かりました」と振り返り、これが「三河=一つの家」と意識した家康改名直後の苦戦→成長、手ごわい一向宗側の軍師=正信のヒントになった。
正信のキャッチフレーズは「家臣団の嫌われ者」だが「悪知恵が働くので、本多忠勝は『武士らしく正々堂々としていない。汚い手を使う奴』みたいなことを言い、正信のことを嫌っていたという史料もあります。それでも家康は正信の能力を買っていて、いわば正攻法の忠勝や康政と相手の裏をかく正信、常に両方の意見があって“いいとこ取り”をしたからこそ、チーム家康は強かったんだと思います。徳川家臣団の魅力は、多様性なんですよね。ここがきっちり描ければ、群像劇としても面白くなる。僕自身が正信のことを好きだったこともありますし、家臣団の陰の部分を担う正信と服部半蔵は是非フィーチャーしてほしいと古沢さんにお願いしました。正信はもちろん、半蔵も“あくまで武士・陰キャ”という本当にユニークな人物像を創っていただいて、とてもうれしかったです」と明かした。
個性派集団の中に視聴者それぞれが“推し”を見つけるのも「今の連続ドラマの楽しみ方として、不可欠ですよね。自分の肝の小ささを誰より自覚している家康、欠点もある正信や半蔵の方が、完全無欠のヒーローよりも人間臭くて、共感、感情移入しやすいんじゃないでしょうか。個性豊かな家臣団のメンバーがそれぞれ際立つもの、古沢さんの筆の賜物だと思います」。“松山正信”はどのように再登場を果たすのか、期待は高まるばかりだ。
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